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エースコンバット3を逐一語る #5

はい、こんばんわ。DRW、ダロウと申します。

ちょっと日が開きまして、今回はミッション4なんですが、この回は物語の中では情勢がまあ世界情勢という意味でも、登場人物どうしの関係でも、混迷を深めていく、最初の転機となる回なんですね。

その説明をする前に、ここまでの世界情勢をおさらいしておきましょう。ゲーム内ではさっと流れされてますけど、結構めまぐるしく出来事が動いているんですが、ちょっと解かりにくいので、改めて考えてみました。詳しく見ていきましょう。

まず、ゲーム開始前の段階で、メリトン地域の緊張や、フェイスパーク紛争といった、ゼネラルとニューコム間の紛争、というのがすでに起こっています。ですが、この段階ではまだ、ゼネラルとニューコムは直接の交戦はしていません。

が、いよいよニューコムが攻撃を仕掛けてきた、これがミッション1です。

一応UPEOの活躍によってニューコムの部隊は退けられ、交戦は避けられたものの、ニューコムは黙ってはいられないわけです。で、ゼネラルに相変わらずちょっかいを出しているわけですが、ゼネラルに代わってUPEOがやめさせるわけです。それがミッション2です。

ニューコムもやられっぱなしというわけではない、というのがミッション3ですね。ニューコムの開発施設のある地域でUPEOと一緒に訓練飛行をやる。このUPEOと共同で軍事演習をやる、というのはゼネラルが圧力をかけるときの常套手段です。

それに対して、その訓練中にゼネラル側の領空で化学薬品を散布してみせる。これもおそらくニューコムがゼネラルに対抗するときの良くやる手口なんでしょう。

そういうことがおそらくほかの地域でもこの間にあったんだと思います。しかし、その裏ではニューコムの大きな計画が動いていた、というのが今回のミッション4というわけですね。

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「メガフロート」ニューコム最大の軍事拠点であり、港湾施設と飛行場を持つ、移動可能な人工島。それをUPEO本部近くの海域に移動させ、そこに艦隊を集結させ始めた、というわけです。裏ではそれだけの大規模な軍事行動が準備されていたわけです。

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なぜそんなことをするのか、というのは、集結させた場所を考えればわかります。UPEOに圧力をかけるためですね。やはり直接ゼネラルとやりあうのでは物量面でも、世間体、という意味でも分が悪いわけです。そこで、今までゼネラルべったりだったUPEOを政治的に味方に付けるための示威行動、というのが最大の目的でしょう。まあ、第二の目的としては紛争地域であるフェイスパークに程近い場所に拠点を置く、というところでしょうか。

これはUPEOにとっては非常に怖いわけです。なにせ巨大な軍事基地が目の前にあるわけですから、ろくな戦力のないUPEOには、手の出しようがない、かといって、そのままゼネラルとニューコムが大規模な戦闘に突入してしまったら、UPEOの面目は丸つぶれ、いよいよ収拾のつかないことになってしまうわけです。

先の話になりますが、これは対話を重視するクラークソン議員にとっては有利に働いたと思われます。ニューコム側の意を汲んだうえで、ゼネラルを交渉の場につかせる、ということをUPEO内のゼネラル派に対して説得する上での材料になるわけですから。

まあ、それはともかく、ゼネラルの意向もあるので形だけでもUPEOとしてはメガフロートを叩かなくてはいけないのが辛いところなわけです。しかしそれだけの実力はSARFにはない、で、ゼネラルとの共同作戦、というわけです。ゼネラルの力を借りて、形だけの活動を行うのが精一杯、正にミッション名どおり「張り子の虎」というわけです。

前置きだけで、1500文字になったのですが、ちょっと長いですね。でも、これを話さないとゲーム中ではいくつかドンパチやっただけでいきなりメガフロート、SARFのエース、ゼネラルに移籍、と来るので、しっかり見ておく必要があるんですよね、というわけで、中身については次回とします。

さようなら。バイバイ。


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