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エースコンバット3を逐一語る#12

えー大変久しぶりの更新ですが、Mission6の続きです。

Mission6のステージはNONTargetになっている偵察機を追いかけて渓谷の中を飛んでいくだけのステージですが、まあ、これはのちのシリーズで定番になる、高度制限のある所を飛ばされるステージですね。

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偵察機を追いかけて渓谷の最奥部まで行くと小さな基地があります。基地のある行き止まりは三か所あって、偵察機が行った先に基地がある、という風になっているので先回りして奥まで行っても何も起きません。

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この基地、というか施設ですが、現在では小さなヘリの発着場程度の平たいスペースとビル、水上を行き来するためのハイドロフォイルが係留できる岸壁があるくらいの小さな施設です。

これがDOE極秘開発施設、という事になるのだと思うのですが、ここでナイトレーベンの開発がされていたとすると滑走路もないし、大きさ的に小さすぎると思います。(この場所自体が狭すぎるという突込みはおいておきます)

すでに使用されていない施設なので、解体されて最低限の部分だけが残されている、とも考えられますが、そうではなく機体そのものは別の場所で組み立てられており、ここは別の研究、神経接続の実験や機体の設計、シミュレーションなど、主に頭脳面の業務をやっていた場所なのだと思います。要するにかつてヨーコやサイモンが研究をやっていたのもこの場所、ということでしょう。特に機密性の高いものを扱う施設であり、極秘研究のすべてが集まる場所、という事になります。

ここで、パーク司令の立ち位置を見てみましょう。パーク司令というのは、ナムコ公式攻略本によると、もともとゼネラルの社員であったが、ニューコムが独立するときに科学者たちに移籍を持ち掛けた人物で、しかし裏切りにあって自身はニューコムに移籍できなかった、という過去があります。おそらく、その後のパークはゼネラル内で浮いた存在となり、窓際に追いやられていたと思われます。その後いろいろあってゼネラルからUPEOに出向になり、司令官に就任する、という具合です。

そんな自信の不遇な過去を今の地位を利用して挽回したい、自分をそんな目に合わせた連中に復讐したい、というのがパーク司令の行動原理になっています。クラークソン議員と主導権争いをするのも、それが理由です。

しかし、パークはゼネラルの重役、ナシメントの差しがねとしてUPEOに送り込まれたというのがあり、基本的にはゼネラルの意向に従った行動をとるしかありません。そんな彼にとっての切り札が、かつてゼネラルが関与し、今では放棄された「ナイトレーベン」なわけです。UPEOがレナを所属させているのもそのパイロットとして利用するためです。ナイトレーベンとその研究結果を手中に収めることが当面のパーク司令の目標なわけです。

で、そのナイトレーベンの所在を調べるためにパーク司令は偵察機を追跡させたわけです。あたかも追跡によって発見したようにブリーフィングの指揮官は言っていますが、存在自体は知っていたはずです。、この施設はステージの流れで破壊することにはなりますが、その後調査団が派遣され調査されたはずです。果たして、何らかの成果があったと思われます。ところで、偵察機の情報の出どころは謎なのですが、私はおそらくディジョンなのではないか、と思います。ディジョンもまたナイトレーベンをねらっており、その後の行動から察するに、一度UPEOに盗ませて、その後それをいただく、というような意図でパークに情報を流したのではないかと考えました。ディジョンであればこの情報を手に入れるのはたやすいことでしょうし。

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一方のレナの方ですが、こちらはこちらで何か過去があることをほのめかします。クリア後の会話シーンでレナがつぶやきます。「あの場所には、ワタシのディジョン。ワタシの、とても大きな黒い翼。ないとれーべん……」。この施設を目の当たりにしたことでディジョンとナイトレーベンの薄れかけた記憶が呼び起こされて、過去に関係していたことが仄めかされます。そのあとまたビデオ通話で相談を受けるのですが、力ない口調に庇護欲をそそられた記憶がありますが、プレイヤーに相談したのはレナなりにプレイヤーの正体について感じるものがあったのかもしれません。

MISSION6はこれで終わりです。今回はこの辺で。バイバイ(@^^)/~~~

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