ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 感想

誰かのためじゃない。あなた自身の願いのために──

綾波とシンジ以外のパイロットの出会い

慣れない共同生活に少しづつ慣れてきた生活にやる気と希望を見いだせるようになってきた

順調すぎるほどに巡り回っている日常が破壊されていく──

今回の話はアスカやマリ、加持にカヲルとエヴァンゲリオンを話す上では欠かせない存在が出揃いました。

劇中ではシンジがゲンドウに少し心を開きかけて、レイはそのお手伝いをしたくて

アスカはシンジとレイの関係性を少しよく思ってない素振りをみせたり

色んな思いが交錯してたと思います。

マリが最初に鼻歌を歌いながらエヴァを動かす所は後の2作にも引き継がれて今では代表的なシーンとも言えるのではないでしょうか。

パイロット3人が息を合わせて使徒を迎撃、みんなから少しずつ笑顔が咲くようになってきた所に第10使徒の出現

これは余談ですが、僕がこのエヴァンゲリオンという作品に初めて触れたのが破です。なので僕にとってのエヴァンゲリオンはこの作品が原点に当たるわけですが──

第10使徒の展開をここで記すことはありまんが、間違いなくこのシーンで僕はエヴァンゲリオンにハマりました。当時は何も知らずに鼻水垂らしてた少年ですから、シンジの活躍に一喜一憂する純粋な子供でした。

それと同時に、劇中歌に泣かされた作品でもあります。ティッシュが手放せないです。

「今日の日はさようなら」「翼をください」では本当にやるせない思いとか、感動とか、感情移入した僕自身の願いとかそんなものが渦巻いて胸の中グチャグチャで涙で前もまともに見れないのに目が離せなくて

そんな“見えやすく、受け取りやすい表現”だけを受け取ってもエヴァンゲリオンをという作品は非常に面白いです。

ですが、この作品は全作を通して本当に細かく作り込まれているんです。無駄に数字が並んでたりするだけじゃないんです。細かいことを言及しては楽しみが損なわれますから是非見直して、作りの細さに感動して欲しいです。

本当はエヴァ走るシーンがいいよねとか、電柱はハードル飛びで乗り越えるんだよとか言いたいですがこの感想を綴ってる現在のメンタルがもう既にグチャグチャです。

それだけ影響力があって、目に焼き付いて、脳に刻み込まれてます。

1度見た方も初めて見る方も2回目以降見直すことがある方も新しい発見、解釈、考察が見つけられます。本当に飽きないです。たった数時間の映像と音楽にこれだけの情報が作り込まれているです。

また、もう一度見たいな────


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