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ミミックの生態についての考察

ミミック
宝箱に擬態して人を待ち構え、
開けてしまった人間に襲い掛かる
モンスターである。

そんなミミックだが
人里離れたところに生息しているため、
どんな一日を過ごしているのかなど
謎が多い

今回はそんなミミックの生態についていくつかの項目に分けて考察する。

①睡眠

いきなりかなり難しい部分である。
というのも一日のうちのほとんどを
動かずに過ごす生き物であるために、
常に寝ているという派閥と
旅人が開けた瞬間襲い掛かる必要があるために、
ほとんど寝ないという派閥で
真っ向から対立しているのである。
私はほとんど寝ない派である。
というのももし寝ているとしたら寝起きでいきなり
ザキとかを唱えていることになるからである。
寝起きで人を殺す呪文が唱えられるとは
考えづらい。
ミミックはほとんど寝ないと考えていいだろう。

②食事

人を食べている。という意見が多いが
安直に感じる。
本当に食べることが目的なら
呪文を唱えたり甘い息を吐いたりするだろうか、
いやしない。
この甘い息が肝である。
人を食べている奴が甘い息など吐けるだろうか
いや吐けない。
糖分をすごくとっていると考えるのが正常である。
すごくとっている。
開けられて人を襲うのは単純に腹立っているからである。
自分に当てはめてみてもらいたい。
じっとしている(寝ているわけではない)だけなのに
突然口を顎が外れる勢いで開けられたらどうだろうか。
私なら臭い息を吐くだろう。はねるのとびらのアレで
到底許される行為ではない。
今のところ寝ずにじっとしながら佇んでる宝箱に似た
珍獣である。

理由もなく宝箱に似てるこいつにも非があるように感じる。

③友達・恋人

いない
説明不要

④趣味

ない
悲しき珍獣である。

⑤自己評価

こんなよくわからない生き物である
ミミックであるが、
いったい自分のことをどう考えているのだろうか
私は「でもそんなに悪くない、やまない雨はない」
と思っていると考える。
こんなことをいう人がたまにいる。
「休みなのに何もせずダラダラしちゃった…」
私はこう言いたい
何がダメなのか
理想の休日である。
今三連休最終日であるがこの三日間私はなにもせず
まるでミミックのように過ごした。
口を開けてきたやつがいたのでそいつらはもちろん殺したが、
それ以外は何もしていない。
でも私はこの三日間に何の後悔もない
素晴らしい休日であったと考えている。
これでいいのである
何かしなければならないというプレッシャーの中から
何かしたところで心が晴れるだろうか、
いや晴れない
自由気ままに自分本位に過ごすのが休日である。
これをミミックというモンスターが教えてくれるのだ。
これが本当のちいさなメダルなのではないだろうか。

運動クラブ 研究チーム


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