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NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。

現場で何が起きているのかはわかりませんが、特に管理職層のチェック能力が著しく低下しているのだけは確実です。

ニュースウオッチ9の捏造報道事件から1年が経つにも関わらず、全くNHKの体質は改善されていません。

フェイク情報対策、と謳って巨額の受信料を浪費するなら、まずは自局が発信する情報の正確性を担保しなければ論外です。


ニュース7で衝撃の誤読「やまと証券」

改めて誤りが多いので再掲です。

固有名詞の読み間違えは、実際ゼロにするのは難しいと思います。しかし、ミスの中にも、超難読地名など「仕方ない」とある程度許容されるものと、絶対に許容されないものがあります。

今回の、「大和証券(だいわしょうけん)」を「やまと証券」と読み違えたのは、絶対に許容されない類のものです。大体、画面上に「DAIWA」と思いっきり映っていたのですから。

恐らく、NHKのことなので、今回の件を受けて原稿に過剰にルビを振る対策が進められると思います。

タレントさんだったら漢字を読むのが苦手な方も多い関係で、ひらがらな主体のカンペを作ることがあります。事務所サイドから「全部ルビを振ってください」と依頼されることも珍しくありません。

しかし、職員アナウンサーはある程度の教養を備えていることを期待されています。基礎レベル低下とともに、コミュニケーションコストが増大し、ルビを大量につけるような無駄な工数が生じれば、受信料の無駄遣いです。

相次ぐサイレント訂正

アナウンサーだけではなく、記者の劣化も甚だしいものがあります。

こちらのニュース、首都圏のニュース中は「岩渕水門」と間違ってテロップが表示されていただけでなく、Webに掲載されている原稿も「渕」になっていました。

放送中に訂正もされず、19:19にしれっと「岩淵」と修正して済ませていました。これは、オンエア中には間違いに気付けなかったことを示しています。

普通、誤表記があれば関係者からも電話がくるものです。もはや、NHKの放送が見られていないから、誤っていても指摘も無いのでしょうね。

意味不明な訂正は他にも

投稿者の方は笑って下さっていますが、こんな間違いもあったようです。

もはや修正を聞いても何のことかわかりません。

放送における情報発信は、「すべてが誤っている」前提で事前に点検しなければなりません。この基本がNHKの基幹ニュースからも失われていることは、非常に残念です。

NHKネット受信料を巡る野望

ネット受信料が「IDを取得した人」など限定的ではありますが実施されることになりました。これを受けて、あるニュース記事がNHK職員上層部の中で注目を集めています。

NHKは頑なに否定していますが、NHK存続のためには全スマホ保持者からカネを取りたいのは間違いありません。なぜなら、今この状況で「NHKのコンテンツを見たいから」という理由でネット契約を進んで締結するような未契約者はほとんどいないと考えられるからです。

この強制ネット受信料を実現するために、今回は新聞協会や民放連の顔を立てたという見方もあります。

NHKの情報発信については、専門家の方においてさえ「なんとなく、あった方が良いよね」程度の認識のケースがほとんどです。「緊急報道は頼りになる」とか、「たまに良い番組もある」とイメージで語られがちですが、本当にNHKの情報を全て点検しているのでしょうか?

緊急報道は行政発表未満、「良い番組」は所詮は個人の好き嫌いです。社会に対してインパクトを与えるようなものはまずありません。あくまでNHKはワーワー騒ぐだけで、社会を変えるのは、ビジネス(事業)ですから。

次期副会長を巡る争いか?小池専務理事の奮闘

国会中継で目頭が熱くなるような出来事がありました。

物議を醸した性教育関連の放送についての、事前通告が無かった質問が出されたときの一幕です。

稲葉会長が戸惑いを見せる中、小池氏は迷うことなく挙手して、少ししどろもどろになりながらも発言し、会長を庇ったのです。言っている内容は回答になっていませんでしたが…

こんな時、前任の林や他の理事だったらどうだったでしょうか?恐らく、ニヤニヤしながら視線を泳がせて時間を浪費したと思います。

恐らく、この動きで小池氏は信頼を高めたのではないでしょうか?他にも色々見ていても、小池氏は厄介ごとを上手く引き受けては捌いている印象があります(例えばNHK党との面会など)。

こうした感想を持ったのは私だけではなかったようで、職員からもちらほらとDMが来ました。今後の小池氏の活躍に注目です。

【メンバーシップ】NHK記者 謎の出版差し止め

私が何度となくnote等で指摘してきた、NHK職員の"闇副業“作家問題にまた動きです。5月17日、本来発売されるはずだった1冊の本が、どうやら販売一時停止となりました。著者はNHKの記者です。

一体なぜなのか?取材すると、またNHK報道局内の呆れた実態が浮かび上がってきました。

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