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NHKの国会中継 決定プロセスの闇

ややタイムリー性を失してしまいましたが、今回は、国会中継についてです。#国会中継 #もうNHKに金払いたくない  といったハッシュタグがつい最近も盛り上がりましたが、一般の皆さんの想像と、NHKの公式発表と、NHK内部における現実には実はズレがあります。

私は国会中継の直接の担当者ではなかったので、その意思決定プロセスの詳細までは分かりません。しかし、私には、長年に渡って、協会内で国会中継の影響を特に大きく受ける番組を担当してきた経験があります。ですので、やや妥当性が高い推測をすることはできます。

結論を先に言います。建前とは裏腹に、「NHKに国会中継をするか否か決定する権限は実質無い」のが現実です。ほとんど全て、国会側からの要請でのみ決まっています。そこに、「いや、今回は中継すべきだからやらせろ」とか「今日は中継より番組の方が大事だから国会中継しない!」とかNHKが自己主張することはまずありません。

現場から見た国会中継が決まるプロセス

まずは、いつ決まるのか?スケジュールからですね。

国会中継を実際にやる場合には、人員と機材などのリソースの配置、そして番組の休止等の編成措置が必要となります。そのため、予定は1週間程度前から何となくわかっています。

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