NHKニュースクリップ(2024年1/28号)
この1週間もNHKの報道には懸念すべき事が多発しました。例えば、1/28放送の「日曜討論」では、若干不運もあったとはいえ、ひとつ手前のニュースから枠をまたぐ際に、ありえないミスが起きました。
ニュース終わりの天カメ映像があれだけ揺れていたら、「日曜討論」の頭でひとこと触れてからオープニングVに入るくらいの機転をきかせるべきでした(「日曜討論」は渋谷の放送センターからの送出ではないので対応難度は高いですが)。
映像を見る限り、滅多に無い枠をまたぐ際の震度4以上で現場が混乱し、通常なら自動起動するはずのオープニングVを恐らくPQ(Playback Cue)を考慮せずに手動起動してしまったのでしょうね。
※1/29夜更新
当該番組はいつも手動V起動だとOBの方が教えてくれました。つまり、恐らく10秒前とかの手動起動タイミングが地震の混乱で守られず、何秒か遅れて再生されたようですね。
能登半島地震を巡ってNHKの一連の対応に遅れや不備が相次ぐ中、地震について伝える報道番組が地震を想定していなかったのは相当な問題です。
東日本大震災のときにも同じようなタイミングでの地震はあった多数ありました。しかし、その教訓が生きていないのは、当時を経験した者としては残念です。
飲酒運転記者が諭旨免職に 対応の甘さに疑問
去年8月6日に飲酒運転で事故を起こして逮捕された記者に、ようやく処分が下されました。
しかし、諭旨免職は処分が軽いと私は思います。飲酒運転だけでも安全を揺るがせろ重大な犯罪なのに、ケガもさせていますからね。
当該記者の過去の素行(特に勤務態度)についても、ここには書けないようなエピソードが私の元に何件も寄せられています。
実はこの人物、58歳でエキスパートという管理職に準ずる待遇を受けていました。前田時代には上層部が不正を働いて処分されましたが、末端までコレとはNHKの人を見る目の無さには呆れるばかりです。
なお、この処分について発表当日にNHKに問い合わせましたが、1/29早朝現在も返答がありません。
※1/29夜更新
NHKから部分的に返答がありました。曰く、リスク室名義での注意喚起の発出や、研修などを通じて再発防止を図るとのことです。
受信料の使途として適正か?謎の“デジタルマーケティング”施策
このところ、NHKが奇妙なデジタルマーケティング施策に受信料を浪費しています。私がWebを閲覧していて表示されたディスプレイ広告のひとつを公益の為に共有します。
単に新年度が近いから出しているのでしょうけど、私なんか衛生契約で高額な受信料をずっと払い続けてますからね。ターゲッティング対象としては相応しくありません。
また、クリックすると「受信料でかなえたい」という意味不明なポエムが出てきました。
こんな広告だって運用費は何百万と掛かっているはずですが、実際に受信契約に繋がっているんでしょうか?放送受信料なる制度の認知度はほぼ100%ですから、この施策のゴールが不明瞭なんですよね。
ディスプレイ広告と電話・手紙・訪問を組み合わせたら相乗効果が出るとでも言うのでしょうか?
担当部局の方には投じた費用とCVR(転換率)を示して頂きたいですね。真面目に働いて成果を出しているのにボーナス第4区分(休職者相当)にされた真面目な若手にキャンペーン費用を配った方が、よほどNHKにとって有益だったでしょう。
ステラネットの怪 客のいないオウンドメディアに自画自賛記事の嵐
最近、私宛のDMで多いのがステラネットへの指摘です。これは、もともとTV雑誌だったウィークリーステラがWebになったようなオウンドメディアです。
運営情報を見る限り、NHK本体の管轄のようですが、自画自賛も甚だしい無批判な記事ばかりです。
今どきのタイトル・見出しの付け方をしていますが、こんな記事・Webサイトを受信料で作っている意味が全くわかりません。
集客力も極めて低く、私がツールで調べた限り、有力個人ブログくらいです。その割に、恐らく記事1本あたりの経費は最低5万は掛かっているでしょう。
サーバーのランニングコストや番組の取材対応工数なども考慮したら1本10万円を超えてきそうです。これは、Webメディアとしては極めて高額で、PV数の少なさを鑑みたら通常なら即打ち切りレベルです。
大体、他にもnoteだの何だのと自画自賛媒体が多すぎるんですよ。いっそ、自画自賛をカテゴリとして新たに設定して、コーポレートサイトに位置付けたら良いと思います。
ハッキリ言って、NHKのデジタルマーケティング施策はズレています。成果が出ないことに受信料を浪費するのは止めて頂きたいですね。
続報・ミャンマー問題 武装勢力に指摘された記事をサイレント修正
以前私が指摘した、ミャンマーの紛争を巡る記事について動きがありました。ザッとおさらいすると、NHKニュースと記事の内容に誤りがあるとして、ミャンマーの武装勢力からNHKが指摘を受け、NHKの担当(Jun Takahashi)が謝罪をしたという国際問題です。
↑に一連の顛末が掲載されています。
なんと、去年12月に掲載された元記事が削除され、新しい記事が密かにアップされたのです。
しかも、1月21日頃に私がチェックした時には、意図が判然としない、次のような注釈が入っていました。
※このニュースは、2023年12月23日に配信しましたが、意図がより的確に伝わるよう一部内容を差し替えて掲載しています。
さらに、週末に掛けて、この補足も削除されていました。
こんな不誠実な態度で良いのでしょうか?NHKからの説明を望みます。
NHKニュース現場で前代未聞の不正か?現在入っている情報
ここからはXでも予告したヤバい話についてです。しかし、事案が大きすぎるため、メンバーシップで扱います。またメンバーシップでも限定的にしかお伝えできないため、どうしても気になる方は直接DM等でお問い合わせ下さい。
箇条書きにまとめると、こんな感じです。
もし宜しければサポート頂けると幸いです。取材費の他、Twitterのプロモーション費などNHK健全化の為の取り組みに活用させて頂きます。