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フェイク・バスターズを巡る批判

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フェイク・バスターズの取材の甘さ、制作陣の見識の低さを炙り出す記事です。NHKとの質問のやり取りも含みます。
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NHKの凋落もまた フェイクビジネスの付け入る隙を生み出している 〜局内反響編〜

前回の「フェイク・バスターズ」に関する批判と提言には協会の現役職員(PD・CPクラス)からも多数の反響が寄せられました。概ね、私の捉え方と一緒ですが、より踏み込んだ意見も頂きました。協会、そしてTVジャーナリズムへの提言として”反響編”の第1弾をお届けします。

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フェイク本と同レベルに堕ちたNHKの取材力 〜フェイク・バスターズの事例〜

今日扱うのは、先日放送された下記の番組です。何やら、香ばしいタイトルですよね。世間に対する何がしかの挑発的意図のある番組ですが、去年くらいから不定期に放送されています。唐突に、新しい回が放送されました。 先に私の結論を述べておきましょう。 今回の番組内容そのものに明らかに誤情報と断定できる要素は含まれていません。しかし、番組制作におけるプロセスや根拠の明示は極めて不十分。そして、制作者自身の見識・科学リテラシーも論外レベルに低い。世間に一石を投じているようで、結果的にNH

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