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【北、韓国の対北偵察機情報もハッキング】サイバー脅威と政策に関する重要ニュース

こんにちは。S2W NOTE編集です。
今回の記事では、グローバルニュースを元にサイバー脅威や関連政策に関して重要なニュースを抜粋してお届けします。

以下、2024年8月9日付の韓国メディアの『毎日経済』の記事を翻訳・編集した内容になります。

北、韓国の対北偵察機情報さえもハッキング
白頭・金剛関連企業の流出確認
当局「北のサイバー攻撃と判断」

韓国軍の核心的な空の偵察に関する資産「白頭(ペクトゥ)・金剛(クムガン)」偵察機に関する機密資料が大量に流出した可能性があります。
これは北によるものと見られ、警察が捜査に乗り出した中、北朝鮮のサイバー攻撃に対する対策の準備が急務という指摘が出ています。

9日、軍と情報当局によると、軍装備の運用と整備マニュアルなどを含む教本を作成する防衛関連企業がハッキング攻撃を受け、警察が捜査しています。
ハッキングにより偵察機「白頭・金剛」の機密の一部が流出した状況も確認されたとのことです。主要装備の詳細仕様などが流出した可能性もあります。
「白頭」と「金剛」は2002年に実戦配備され、対北情報を収集する任務を遂行しています。
「白頭」は北全域の信号情報(SIGINT・シギント)と通信情報(COGINT・コギント)を、「金剛」は前方一帯の北朝鮮軍関連の映像情報(IMINT・イミント)を収集してきました。
情報当局は今回のハッキングを北によるものと見ています。

実際、今年初めに金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が南の偵察資産に対する工作を指示し、対南サイバー攻撃が急増しています。
セキュリティが甘い中小防衛関連企業とその協力企業が主に攻撃対象となっているとのことです。
これに関連して、国家情報院のユン・オジュン3次長は、8月7日の記者懇談会で「北のサイバー攻撃が継続して行われており、最近3、4か月は、防衛関連企業とその協力企業に対する攻撃が多発した」と述べています。