図書館という墓場

図書館にズラーっと並べられている本を次から次へと立ち読みして面白い本を探していた時、あることに気づいた。かなりの本は昔に出版されていて、著者欄を見てみると1930年生まれとか、1940年xx大学卒業とか、ご存命なのか?と心配になる人が多かったのだ。

中には悲しいことに20xx年逝去と書いてある本もあった。

そう考えると棚に並べられている本は、お墓の中の墓石のように見える。壁一面に並べられた紙の墓石の中にその人が人生をかけて生み出した論が遺言として飾られている。図書館は恐ろしく、神聖な場所なのかもしれない。

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