学歴主義の再生産

日本は学歴主義だとよく言われる。でも本当にそうなのだろうか。
こういうのは根拠のない思い込みかもしれない。

「今の日本では学歴が重視されていて、いい大学、いい企業に入って高収入であることが成功であるとされている。」

と言っている人がいたが、よく考えてみてほしい。
そんなこと誰が決めたのだろうか。法律に書いてあるのだろうか。
ルールにはないけど社会の慣習的にそうだろという意見はごもっともだが、ではその社会を構成しているのは誰なのだろうか。それはおそらく学歴重視社会に異を唱えている人々なのではないか。

学歴社会は悪だと唱えている人達も人を学歴で判断していないだろうか。子供に良い学歴を持たせようとしていないだろうか。

親が学歴を持たせようとするから、その需要に答えるために自称進学校や塾が合格者を稼ぐために進路を曲げたりするのではないだろうか。

学歴重視社会を作り出しながらそれは良くないと言っている人がこの世には多いと思う。

人間の能力というものは優劣をつけることはできないが、雇用する時に必ず人間の能力を測る尺度は必要である。学歴はある程度優秀さと相関しているので、完璧でないとしても一番ましな尺度だと思う。だって貧しい人でも努力すれば勝てるんだから。

そもそも自分の人生が成功したかどうかは自分で決めることである。だから
学歴重視が嫌なら自分なりの成功の基準を作ればいいじゃないか。なのに社会での成功条件が学歴はおかしい、と言うのは意味のないことのように思える。



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