水晶汁粉

とある怖い話を読んだ。
なんとも言い難い、よくわからない物が付き纏う。そんな怖い話を書く方の作品だ。

異常な事態が起きているが、その正体が全く掴めない。

可視化されてない不安の種のような感じ…


そのお話の中では、水晶汁粉なるものが出てくる。


水晶汁粉とは一体なんなのか。

名前が既にかっこいいな。

さらっと検索をかけてみると、餡子を使わないで、砂糖を溶かした暖かい液で作る汁粉らしい。
餡子が入手出来ない状況で作るんだとか。

なるほど。
透明な液を水晶に見立てた名前か。
名前かっこいいと、ちょっと立派な物に見えるもんな。
白い汁粉とかもあったけど、豆を使わない汁粉か…。


ただ、ちょっと食べてみたい気はする。


なんで作ります。

白玉粉 230g
水 200mlくらい

暖かい砂糖水 お椀一杯

白玉粉をボウルに入れます。

水を100mlくらい入れて混ぜます。

適度に馴染ませながら残りも入れます。

硬さが耳たぶ程度になるまでこねます。

適当なサイズに丸めて沸騰した鍋で茹でます。

団子が浮いてきたら水で冷やして完成。

これを温かい砂糖水につけます。

水晶汁粉

こちらが完成した水晶汁粉。黄色いのはカボチャ入り。

おいしいのは美味しいですね。シンプルな味。砂糖水に浮かんでるんで、それはそうなんだけど。

白玉団子結構でかくなったけど、ちゃんと火通るんだな。って思いました。

白玉団子を作ってると、びっちょ。を思い出す。
だんご汁に入れる団子を大分県ではびっちょと呼ぶ。だんご汁とは言うけど、丸めた物じゃなくて、ぶっというどんみたいな物だ。

まぁ、びっちょはびっちょなんで、それ以外の表現は無いんだけど。強いて言えば、そんな感じ。

小麦粉を捏ねて麺状に成形した後に茹でる。茹で上がったら粗熱をとる。
後はだんご汁に入れたり、きな粉を塗して食べたりする。
まぁ、郷土料理の一種だ。


実家では、このびっちょをお盆の時期に作ってた。
親類が集まって作ってた覚えがある。

御供物だったんだ。

きな粉を塗したびっちょは、美味しいは美味しいんだけど、若干粉っぽくて、大量に食べるのは結構きつかった覚えがある。


大分県出身の人。びっちょをお供えにしてた人います?

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