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大阪メトロ謎解き「ワケアリ探偵と3つの依頼」に行って来ました

大阪メトロをつかった謎解きイベント「メトロ謎解き物語 ワケアリ探偵と3つの依頼」を体験してきましたので、感想を綴っていきます。

※ダイレクトなネタバレは避けるよう配慮していますが、話の流れでご自身の経験等から行き先や謎のヒントになってしまう可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

①概要

【開催期間】2023年10月17日(火)〜2024年5月31日(金)
【主催】Osaka Metro, BOUKEN WORKS

【料金】2,700円
謎解きキット+大阪メトロ1日乗車券1枚
【所要時間】
周遊パート
<公式>6〜8時間 
※休憩時間は含みません
<実績>7時間30分
※移動時間、昼食、休憩、ちょっとしたトラブル(後述)含む
※10時30分になんば駅スタート、最後の問題を解き終えた時は18時前でした。

持ち帰りパート
<公式>2〜3時間
※休憩時間は含みません
<実績>2時間
※諸事情(後述)と時間の関係で、結構ヒントを使いました。
※19時スタート〜21時ごろに終わりました。

②全体的な感想

【難易度】
周遊パート  ★★☆☆☆
持ち帰りパート★★★★★
【キットのサイズ】
★★★★★
【オススメ度】
★★★★☆

周遊パートの謎解き自体はそれほど難しくもなく、普段から謎解きに慣れている人であればサクサクと進められるのではないでしょうか。
こういうイベントが初めてという人にとっても取っ付きやすい、ちょうど良い難易度だと思いました。

そうは言っても物足りないという感じではなく、いつもは少し疎かになってしまう「大阪の街歩き」も満喫できてちょうどよかったです。

ただし…完結編は本気の難易度です。
謎解きの醍醐味でもある「あらゆる情報を駆使して謎を解く」を存分に味わうことができる、素晴らしい完成度には驚かされました。
私たちは残念ながらキットの一部を途中で紛失してしまったのでヒントを活用することになってしまったのですが…あれを自分で解けたらすごく気持ちいいんだろうな〜と思います!
(仮にキットが揃っていても、解ける気はまったくしなかったですが・・・)

キットの中身…多い!

キットの中身がすごく充実しています!

キットは専用のバッグに収納されていますが、バッグ自体がA3サイズと他の謎解きゲームよりも大きめです。こういうの持ち歩くのが恥ずかしいから、カバンの中にしまって歩きたい人がいると思いますが、そういう人はカバンの大きさも気にしておいた方が良いと思います。

また、このイベントは大きく分けて4つのパートに分かれています。
●食い倒れ探偵
●歴史探偵
●アート探偵
●完結編(3つのパートをクリアしてから挑む持ち帰り謎)

周遊パートはそれぞれ2駅ずつ、合計6駅を探索します。
最後に完結編で繋がることになって、その繋がり方がまたすごいのですが、それぞれのパートは独立して楽しむことが出来ます

「土曜日に周遊パートをやってから日曜日に家で持ち帰りパート」といった遊び方も可能ですし、「一日乗車券(平日820円、土日祝620円)」さえ追加で購入すれば「今日は時間がないし、食い倒れと歴史だけ終わらせて、アートはまた来週」と言ったことも出来ます。

そんなに移動距離も大きくないので、どれから始めてもそこまで変わらないと思いますが、公式も推している「歴史(結構歩く」→「食い倒れ(ご飯屋さん多い)」→「アート(カフェも多い)」の順番がランチや休憩のタイミングや、移動の順序的にもスムーズになるように計算されている気がしました。

③パート毎の感想:歴史探偵

【所要時間】約2時間(公式:2.5時間以上)
※最初の駅に移動してからの時間です。

キットの表紙

3つの周遊パートの中では、一番歩く距離が長いです。
謎自体は簡単で、サクサクと進みますが解けた時の喜びもちゃんと味わえる仕上がりでした。

私事ですが、職場の近くを通るルートだったのですが…
「オフィス街の中にこんな場所があったのか!」と思えるような場所にも訪れました。こういう発見も謎解きゲームの醍醐味。

2つ目の駅で「イラストを見間違える」事件と「キットを1枚失くしてしまって探す」事件が発生したのですが、そのようなタイムロスがあっても公式が出している時間よりも早く終えることが出来たので、普段からSCRAPの謎解きなどで鍛えられている人は余裕をもって楽しめることでしょう。

ただし、完結編の謎は本気です。。。

参加した日は雲ひとつない快晴でしたので気持ちがよかったですが、雨の日は厳しいだろうな…と思うようなコースでした。

④パート毎の感想:食い倒れ探偵

【所要時間】2時間15分(公式:2時間〜)
※昼食時間も含みます。
※最初の駅に移動してからの時間です。

キットの表紙

大阪で食い倒れといえば…と言えば、私は「あそこ」が浮かんでいましたが、「あ、そっちか」という感じでした。

2駅目は商店街を歩きながら謎を解いていくのですが、こちらも大阪の名所の1つですが普段あまり行かないので「こんないろんな店があるんだ」と楽しみながら歩くことが出来ました。

ご飯を食べられる場所が多いので、お昼時にこのコースを回れるようにするのがオススメです。

⑤パート毎の感想:アート探偵

【所要時間】1時間(公式:1.5時間〜)
※最初の駅に移動してからの時間です。

キットの表紙

ここまで難易度3となっていたので、そろそろ本気出してくるかな〜と思いきや・・・これまた結構あっさりと終わりました。

最後の謎は苦労しましたが、ひらめきというよりかは迷路的な謎解きなので気合いで勝負です。

「こんなところに隠れたアートが」と思わせてくれるような場面もありました。1駅目の謎の題材になっているアートは「使い終わったあるもの」が材料になっており、見応えがありました。

⑥パート毎の感想:完結編

【所要時間】約2時間(公式:2〜3時間)
※謎を解き始めてからの時間です。
※今回はキットを紛失してしまっていたので、詰まったらすぐにヒントを活用しました。なので時間は参考にならないかもしれません。

キットの表紙

とりあえず、自力でこれを解けた人と、これを考えた人と1回会ってお話がしてみたいです。

今までの謎が簡単だったので、すぐ終わると思ったら、一気に難易度が上がりました。

キットに入っていたもの、ほぼすべてを使います。というか、ほぼすべての情報を使うといっても過言ではないかもしれません。

謎解きは「こうに違いない」という決めつけや先入観が邪魔をして正解にたどり着けないことが多いですが、そのことを新しい角度から突きつけられたような気がします。

周遊パートの時点から頭に浮かんだ全ての「?」をどこかにメモっておくくらいでもいいかもしれません。

巧妙にひっかけが仕組まれているのですが、LINEに正解を入力すると「もう1度考えましょう」とヒントが示されますので、根気強く考えましょう。
キットを広げて取り組む必要があるので、広い場所でじっくりと挑みましょう。

自力で解けたらほんとに気持ちいいんだろうなぁ。。。

⑦まとめ

いつもは謎解きメインになりがちなのが周遊型イベントですが、難易度もほどよく謎解きと街歩きの両方を楽しむことが出来てよかったです。

謎解きの醍醐味は欠くことなく、街歩きを楽しむ余裕を残してくれる。
それでいて、「持ち帰りパート」は謎解きに全振りをすることで謎解きファンの心もしっかりと掴んでくれる。

キットの多さやバッグの大きさなど、少し難点はありましたが、全体的には満足度の高い素晴らしいイベントでした。

場所が特定されるので黒塗りしています。

「近くにこんな場所あったんや〜」という楽しみもあるので、やっぱり周遊型謎解きはやめられない。
「走って5秒」とか書いてある看板、初めて見た。笑

U-MA-I-BO!!!

5月まで開催していますので、ぜひ行ってみてください!!

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