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[ASBR]前作のイメージを忘れてみんな買って遊んでくれ![ジョジョオールスターバトルR]

俺たちの青春作「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル」(ASB)の復刻作品である「ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルR」(ASBR)がついに2022年9月1日に発売された。最初は自分も購入を躊躇っていたが、昔の仲間たちが躊躇せず購入しており釣られて購入。気付いたら休日をASBRで潰す始末であった。

ASB時代には「無料で遊べちまう」「バッタゲー」「GEOキック」「永パ製造機」「ラグがひどい」「1週間でワゴン行き」などなど蔑称の宝物庫として他作品の追随を許さないクs神ゲーであった。(アップデート後半にはバランス調整でかなり遊びやすいゲームとなっている)
今作はそんな超絶神ゲーをリバイバルした作品となっており、個人的な感想を一言でいうと「ゲームがクsなジョジョゲー」から「おもしろいジョジョゲー」になっている。つまり神ゲーです…。

なんでそんな神ゲーになっちゃったのか、要点をいくつか書いていこうと思う

無料で遊べちまう(ホント)

ASB発売時期は所謂ソーシャルゲーム全盛期で、色々なゲームが携帯・スマホで基本無料リリースしていた。そしてCC2は何を思ったのかフルプライスで発売したASBにも時間で溜まるポイントを使用してCPUと対戦しコスチューム等を手に入れる「キャンペーンモード」を搭載し「(ポイントが溜まれば)無料で遊べちまうんだ」などとスピードワゴンに言わせる荒業を魅せた。(マジでなんであんな仕様にしてたんだ…)

キャンペーンモードの説明文


ASBRではキャンペーンモード自体を廃止・新たにオールスターバトルモードを搭載し、指定された組み合わせの試合・特定のミッションを達成すると各種特典を手に入れることができるようになった。対戦カードの数も多く、ミッションもやり応えがあり、難しくてもゲーム内ポイントで難易度を緩和できるためライト層からガチ勢まで安心の内容。もちろん無料であそべちまうんだぜ。

ASBモードの選択画面

あと、(このモードだけではないのだが)部を超えた掛け合いもASBよりもかなり豊富になっており、オールスターキャラゲーとして完成されている印象。お前らも掛け合いあるのかよ!?みたいな組み合わせもあったり本当に神ですよ神。

ストーリー(紙芝居)モード

ASB時代に搭載されていた地獄のストーリーモード。その内容は「紙芝居のように1枚絵を出しながら文字を羅列してくる画面を見ながら時折挟まれる意味不明な組み合わせの対戦をやっていく」というもの。

やってない人からみたらこれそんなクソ?と思うかもしれないが原作のストーリーを追体験するモードという触れ込みのはずなのに画面にでてくるのは1枚絵と文字のみ。ちょいちょい挟まれるストーリーの対戦はストーリー上ありえないものばかり。
例えば3部だとジョースター一行で永遠とホルホースと戦わされ、その後飛びに飛んでDIOとの戦闘といった具合(これについては参戦キャラ的に仕方がないのかもしれないがオールスターゲームなのに…って思ってしまう)

じゃあやらなきゃよくね?って話になるのだが、実はこのゲーム、昔懐かしのストーリーモードをクリアしないとキャラが解放されない仕様となっており、DLC以外の既存参戦キャラについては初期解放組以外はストーリーモードを全てクリアしないと解放されない。つまりこのゲームを遊ぶためにはこの紙芝居地獄モードを最低でも1回通しでクリアしないといけないという事。実刑として組み込んでも問題ないレベルの苦痛だよこれ。

ストーリーモードの紙芝居。戦闘までこの絵でずーっと文字が流れるだけです…

ASBRではストーリーモード自体を廃止しDLC以外のキャラは最初から使用可能となっている。(最初からこれでよかっただろ…)


全体的に遊びやすくなった

ASB初期時代はジョセフの「GEOキック」やら重ちー・ディアボロをはじめとした「永パ」(無限コンボ)など話題に事欠かないゲームであった(今出てたら速攻でTwitterトレンド埋めつくせたのでは…?)

上記の話は所謂「ゲームバランス」に関する内容で特定のキャラ・技が極端かつお手軽に強かったこともあり、ジョジョ好きで対戦ゲーム初心者が速攻で引退してしまう事態となってしまっていた。
(最初に話した通り、アップデート後半にはバランス調整により初期ほどの荒れたゲームではなくなっている)

ASBRは発売して数日ということもあり、まだ何とも言えないが、少なくとも「ASBよりはバランスが良い」と言える内容となっている。ちょっと臭いキャラはいるけどね…

またASBはオンライン対戦のラグがひどいことで有名であったが、ASBRではそこまで大きなラグは感じない。(カクカクすることもあるけど前作程じゃないので回線相性や対戦環境の問題だと思われる)

アシストやスタイリッシュガード等のシステム関連の追加要素や30fpsから60fpsへのフレームレートの改善など細かい場所にも手が加えられており、総じてジョジョゲーとしてだけでなく対戦ゲームとしても非常に遊びやすい作品になっている。

最後に

本記事のような今では笑い話に出来るようなゲームとしてヤバイ要素はASBRには廃止・改善がされており、開発もSNS等で不具合などを公表し修正を行っていたりとASBの時には感じられない姿勢があり、非常に期待できる作品
になっている。

ASBを購入し、速攻でGEOった人たちも、ASB時代を知らないジョジョ好きな人たちも、今からでもASBRを購入して遊んでみてほしい。

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