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【東京3大煮込】緊急事態宣言明けに早速外飲み【山利喜】

緊急事態宣言明けの先日。
かねてから行きたいと思っていた「山利喜本館」さんに行ってきました。

知っていたとはいえ今まで行ったことはなく初訪問。
東京3大煮込みと言われる名物の煮込みややきとんをテイクアウトできると聞いて思い出したかのように行きたいなーと思っていたのですが、テイクアウトする前に緊急事態宣言が明けたので、その場で食べちゃえ!ということに。

「大衆酒場」のイメージを持って行ったのですが、イメージとは少し違いました。

料理が丁寧に作られていて、ワタシのイメージしていた大衆酒場の味と違いましたね。
割烹というと大げさかもしれませんが、地域の人が集まる気軽だけどちょっとちゃんとした料理屋さんって感じです。

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場所は地下鉄の森下駅からすぐ近く。
見事に「大衆酒場」って書いてありますね。
こちらは本館で、近くに別館があります。
別館は主に宴会利用の予約の方用みたいです。
人気店のため、週末など開店前に列ができている時もあるとか。
今は本館のみの営業のため、ワタシも入れるか心配して開店直後に行きましたが、さすがにこのタイミングということもあってかすぐ入れました。
が、その後どんどん埋まっていきましたので、すぐに元の賑わいに戻りそうです。

さて早速煮込みをば。

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来ました!
名物の煮込み!
迷わず+玉子とガーリックトーストでいきなりメインイベントを迎えます。

熱々ぐつぐつの器で提供され、ともあれ食す!
味は思いのほかあっさり。
大衆居酒屋によくある、醤油や塩、味噌などで煮込んだ、「The 煮込み」を想像して食べると、肩透かしくらいます。

洋風でシチューのような味なのですが、濃くなくあっさり。
もつの処理が良いからでしょうか。もつは形はしっかりしているものの、とろとろ。
でも味付けからか脂もくどくなく口で溶けてすーっとなくなります。

見た目やものは大衆居酒屋の煮込みなのですが、味のイメージがぜんぜん違う。
この味だからガーリックトーストなんだなと後から納得。
普通の煮込みなら味が強すぎてガーリックトーストでは、強い✕強いで食べていて疲れそうですが、この煮込みの味ならちょうどいい。
そしてこのガーリックトーストも優しいガーリック味。
ガーリックバターが強すぎず、素朴な風味が酒のつまみというよりは、もはや小洒落た家庭料理のようです。

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赤星飲んでいる場合じゃないですね。
他のなにでもない、これは絶対ワインの味

お次は焼き物。

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はい、やきとん。
手前から、しろ、はつ、かしら、はらみ。
1種2本づつからです。
味はタレ塩選べますが、ワタシは基本的にお店のおすすめで食べたいのでおまかせで。
黄色いのは和からしです。

しろは程よく火を通して柔らかい焼き上がり。
お店によってパリッと香ばしく焼き上げるところもあり、好みが分かれるところですが、柔らかくもちっとした食感を残すと、弾力があって飲み込みづらくなるのが苦手なワタシ。
ただ山利喜さんのしろは柔らかく弾力あるのですが、すっと食べられますね。
煮込みもそうですが、このあたりはものもいいのでしょうが、やはり腕なんでしょうね。

焼きも串打ちも丁寧なのが見た目だけでもわかります。
塩加減も強すぎず弱すぎず、やきとんを味わうのにちょうどよい塩梅です。

煮込みも焼き物も、どこか優しい味わいが、ビールではなくワインに合わせたくなるんですよ。
それも大層なワインでなくテーブルワインのような。

というわけで、

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グラスワイン赤で。
ボトルがちょうど空くところだったので多めに入れてくれました。
癖がなくごくごくいけちゃう系ですね。

最初が赤星の大瓶だったので、まだビール残っていたのですが、もうワイン待てない!ということで。
やきとん食べて、ビール飲んで、
やきとん食べて、ワイン飲んで、
煮込み食べて、ワイン飲んで。
「大衆酒場」だもの。自由にやりましょう、ええ。

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本数限定の「たたき」と奥はがつかな。
「たたき」はいわゆるつくねですね。
軟骨と赤身肉をたたいたものだそうです。
赤身肉なのでいわゆるつくねよりも肉肉しいです。
つくねは脂のうまみやジューシー感だすために、脂の部分も入れることが多いので、この赤身肉と軟骨のつくねはまた違った味ですね。
やきとんではあまりない「肉」を食べている満足感があります。

その他もろもろ

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上が生野菜の焼き味噌添え。
下は豚肉と鶏レバーのテリーヌ。

大衆酒場?

焼き味噌の見た目がちとやばいですが、やきとんの脂の合間の箸休めにちょうどいいです。
このあたりで満足していたのですが、どうしても気になって頼んだのがテリーヌ。
パテですねこれは。
豚の脂と鶏レバーがずっしり絡んで上品な味ながら食べごたえ有り。
添えられたプルーンかな、とともに食べるとワインがめちゃくちゃ進みます。

大衆酒場でこんなにワイン飲みたくなるの初めてかも。

山利喜セラー

大衆酒場?

こんなセラーのある大衆酒場はじめてみましたよ。

値段だけ見るとそんなに安くはないかなと思うのですが、一個一個がしっかりとしたボリュームや食べごたえがあるので、しっかり飲んで食べても思ったよりいかない印象ですね。
センベロみたいな安さはないですが、特に高くもないというところ。

ボリューム的に1人より複数人のほうがいろいろ食べれて良いかなと言う感じです。
ワインもボトルだと選択肢そこそこありますし。

建物やお店の雰囲気は老舗の大衆酒場。
料理は丁寧な仕事ぶりが伝わる逸品たち。
職人の仕事ぶりを感じさせながら、どこか家庭的な優しい味。

人気の理由がわかります。
やはり直接お店の空気を感じながら、飲んで食べてしないとわからないものですね。

山利喜さんは緊急事態宣言明けに早速行ってよかったと思わせてくれる名店でした。

ワインが飲みたくなる大衆酒場、山利喜(HP)さん。

また人を連れていきたくなるお店でした。

さて次はどこ行こうかな。

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