【川鶴酒造】オンライン蔵見学してみた【酒秀治郎】
日本酒はお好きですか?
日本酒に限らず、お酒が好きな人にとっては作られている蔵や醸造所を見学することは、その現場の空気を感じたり、作りたてのお酒のおいしさを感じたることのできる素晴らしい機会です。
日本酒でいうと、春はお酒の作りが一段落して、蔵祭りや蔵開放が多い時期です。
ワタシも毎年いくつかの蔵の見学をさせてもらいにいくのですが、今年はコロナの影響で直接行くことができません。
蔵祭りなどもほぼ中止ですしね。
そこで出てきた「オンライン蔵見学」ですよ。
最初はYou Tubeのライブ配信なども見たのですが、当たり前ですが、直に蔵の空気を感じられないのですよね。
蔵の空気を感じながら、そこで作られたお酒を飲むという時を過ごせないのが残念で。
もちろん蔵元さんのお話を聞けるのはいいのですが。
そんなこともあって「オンライン蔵見学」に二の足を踏んでいたのですが、今回ちょうど家にいるタイミングと合って、家族の了承も得られたので、初めて参加してみました。
参加したのは酒秀治郎さん主催の、香川の川鶴酒造さんのzoomを利用したオンライン蔵見学会です。
ちょうど日時のタイミングがあったのと、オリーブから採取したオリーブ酵母で造ったお酒が蔵出しされたばかりということで飲んでみたくて参戦です。
参加してみて良かった点、悪かった点をまとめてみると、
良かった点。
・社長の蔵案内がわかりやすかった。
・直接蔵の方にお話を聞けた。
・いち早く特別なお酒を飲めた。
・香川名物を取り込んだおつまみ。
・蔵のお酒を飲みながら蔵見学、談笑。
悪かった点。
・蔵の空気を感じることはできない。
・蔵でできたてのお酒が飲めない。
・お酒やおつまみをお店に取りに行って、家に持って帰らないといけない。
良かった点は、川人社長の蔵案内が順を追ってわかりやすく、他では見たことのない設備などもたくさん見ることができました。機械で効率化するところ、人の手が必要なところ、試行錯誤しながら今の形を作り上げできたのがよくわかりました。
まだまだ進化していく川鶴酒造が見られそうで楽しみです。
後半質問したり、雑談したりしながら、説明付きでお酒を飲めたのも良い時間でした。
普通の蔵見学ですと蔵元さんにもよりますが、蔵見学しながらお酒飲めないですからね。
人数もそんなに多くなったので、皆さん聞きたいことを聞いたり、逆に蔵元さんの質問に答えたりと、お酒に関係ないことも交えつつ楽しい時間でした。
お酒も今回蔵出し直後のオリーブ酵母のお酒が非常によかったです。
これがいち早く飲めただけでも価値あったなと思います。
こういう蔵元直だからこそ特別なお酒が飲めたりするのもいいところですね。
酒秀治郎さんのおつまみも、香川の名物をふんだんに取り入れたもので、地場の素材との融合を大事にする川鶴さんのお酒造りとの相性も抜群。
ワタシはうどん以外香川の名物と言われても思い浮かばなかったので、いろいろ知れて、実際香川に行って飲んで食べてしてみたいと思いました。
中にはすぐ取り入れたいおつまみもありました。
そんな話をしつつ香川トークや名物トークが盛り上がるのも知らなかったワタシとしては興味がそそられて楽しかったです。
逆に悪かった点ですが、これは事前にわかっていたことですね。
蔵に直接行っているわけではないので、当然蔵の空気は感じることができませんし、蔵で管理されたお酒をその場で飲むこともできません。
蔵見学の大きな魅力なのですが、こればかりはオンラインでできないことなので仕方ないですね。
あとただオンラインで繋がって話を聞くだけならいいかもしれませんが、やはり蔵元さんの造ったお酒をお話聞きながら飲みたいものです。
そのためにはお酒を事前に用意しなければなりません。
今回はお店がお酒やおつまみを事前に用意してくれたのですが、これを取りに行って持って帰らなければいけないのがなかなか手間です。
お店に行くこと自体は飲みに行くのと変わらないのでいいのですが、持って帰るというのが大変。
歩いていく近所くらいならいいですけど…
料理もいいものならできたてを食べたいですしね。
ただ以上の点はオンラインの時点でわかっていることなので、折り込み済み。
他であえていうなら、場合によっては音声や画像が途切れてしまうことがあるのでそれくらいかなぁ。
ここまではオンライン蔵見学に参加してみて感じた良かった点悪かった点をまとめてみました。
ここからは今回のお酒とおつまみの簡単レポ。
スペックなど細かい詳細は上の写真参照で。
どれも飲みやすく、酸のバランスが絶妙ですね。
酸っぱいという酸ではなく、軽やかな口当たりとなめらかに切れる酸です。
日本酒飲み慣れていない方に全体的におすすめしやすいお酒です。
今回特におすすめは香川の名産オリーブを使ったオリーブ酵母で醸した、川鶴LightとKAWATSURU Oliveです。
Lightは乾杯酒として最初に飲んだのですが、オリーブを思わせるほのかにフルーティながら穏やかな香り。穏やかな香りなので、料理の邪魔をすることはありません。
飲んだ瞬間ギュッと甘酸っぱくスッと飲み込まれていきます。
酵母の酸味と米の甘味がかわいく合わさった飲みやすいお酒です。
そしてKAWATSURU Oliveです。
ワタシ的にはこれが今回イチです。
香りはやはり穏やかで優しいほのかにフルーティな香り。
そして飲んだ時の甘酸っぱい感じもLightと傾向は同じなのですが、オオセトというお米の特徴からかよりお米の旨みが余韻として残ります。
生原酒ということもあってお酒感を感じるからでしょうか。
思わず「いろいろいじってみたいので、どこならすぐ手に入りますか?」と聞いてしまったお酒です。
どのお酒も2日後飲んでもヘタれていませんでしたが、比較的低アルコールのお酒が多かったので長期間の熟成向けではないかも知れません。KAWATSURU Oliveと、川鶴特別純米限定生原酒はしばらく置いておいても、少しずつだらだら飲んでもいいお酒かもしれません。
定番の山田錦は、優しい飲み口の山田錦です。
最近山田錦のお酒にあまり惹かれないので、これに関しては参考にしないでください 笑
讃岐くらうでぃだけは造りが特殊なのですが、これは別名『大人のカルピス』です。
日本酒と思って飲むと予想を覆されます。
低アルコールでただでさえ飲みやすい上に、蔵元さんがロックやソーダ割りもおすすめですよと言ってます。
これしたらジュースですもう。
スパイシーな料理との相性が抜群なのでぜひ合わせてみてください。
お料理。
詳細は上の写真で。
おつまみ盛り合わせが持って帰る間にMIXされてしまいましたが、並べ直しているのでグチャッとしています(汗)
おつまみ盛りの中で「しょうゆ豆」というのがあるのですが、これつまみレギュラーかしたいくらいシンプルにいいつまみですね。
香川の郷土料理だそうで、お取り寄せやおみやげ品は甘く漬けたものが多いそうですが、今回のはさっぱりして程よかったです。
常備菜にしてもいいな。
骨付き鶏風もも焼きは見ての通り肉汁が滴ってます。
家でレンチンでもジューシーでおいしい!
スパイシーなのが讃岐くらうでぃと抜群に合います。
こちらも香川の名物で実物は骨についたどーんともも肉だそうですが、今回は持ち帰りということも考えて食べやすくしてくれました。
骨つき鶏といえばビール!というのが定番なのですが、これに合わせられないかとてきたのが讃岐くらうでぃだとか。
あとは香川といえばうどん!
香川の名店「長田 in 香の香」さんのうどんだそうです。
ワタシはそのへん無知なので知らなかったのですが、コシは強すぎずでもしっかり。
持ち帰りの都合上茹でてから時間が経ってしまっているのですが、出汁をかけて食べただけでもおいしかったですね。
できたてだったらやばいんだろうな。
またいりこの出汁がいりこの香りプンプンでもうこれだけで飲めますね。
香川の名物や観光の話も交えながら、お酒のこと、地域への想いなどざっくばらんにお話を聞けて楽しい時間を過ごせました。
仕込み途中に抜けて朝うどんしたり、飲みの締めはカレーうどんだとか。
さすがのうどん県です。
もちろん真面目な話も聞けましたし、本当に有意義な時間でした。
オンラインだからこそ、くつろぎつつゆるい感じで聞きやすく、食わず嫌いせず参加をしてみて良かったです。
ぜひ皆さんも機会があったら、オンライン・オフライン問わず蔵見学参加してみてください。
楽しくおいしいです。
でも可能であればやはり作られている蔵の空気、地域の空気は肌で感じてほしいですね。
蔵見学の注意点では、納豆食べていかないとかもありますが、なにより、
見学行くと高確率でファンになっちゃいますので気をつけてくださいね?!
最後に今回企画進行していただいた、酒秀治郎のスタッフの方々、スムーズな進行でストレスなく楽しむことができました。
ありがとうございました。
じゃんけん大会の景品受け取りに行かねばいけないので、今度はお店で飲みたいなと思います。
また川鶴酒造の皆様、わかりやすい説明、香川の案内、おいしいお酒をありがとうございました。
今度はぜひ直接蔵に伺いたいと思います。
それにしても最近蔵元会でのじゃんけん大会の勝率いいな…
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