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ハンプティ
2020年11月2日 00:51
《6月13日 懇親会の帰り、忘れ物を取りに部室に寄ったら、電気の点いていない部室で誰かの首筋に顔を埋めている堂浦センパイを見てしまった。相手は後ろ姿でわからない。おれはセンパイと目が合って、気まずくて逃げ出してしまった。暗闇にいる彼はまるで絵画のようだった。純血のヴァンパイアがいるとしたら、きっとあんなふうに吸血するんだろう。》 もしも、彼がおれの憧れの、純血のヴァンパイアだったのなら。