僕の祈りの軌跡(2021/11/1〜2022/2/24)
この記事は、約4ヶ月間やり続けてきた「祈り」とその成果について、なるべくみんなが理解しやすいカタチで順を追って書くことを試みたものである。
まずはその結果だけ書いてみる。
こんな感じで、僕は自分の機嫌を取るのが少しうまくなり、生活の質の全体が向上した。
再現性はないかもしれないが、何かしらこれを読んだ人が拾っていける部分があるかもしれないので、順を追って話していこうと思う。
祈りはじめた
まず、ベースとして祈りがある。
小難しい説明をしてもわからないと思うので簡単に祈りがなんなのか要約する。
祈りとは「認知の不快のすべてを取り除き、身体感覚を正常な状態にすること」である。
細かい方法は割愛するが、僕なりに色々研究して、最初は一日一度10分程度だったのが、一日三度1時間程度(計3時間)祈るようになり、今は極まってきたので一日一度10分程度に落ち着いている。
認知の不快を取るだけなら5分程度あれば全身をスキャニングして、正常な状態に戻すことができる。10分あればほぼ完璧にリラックスした状態になることが出来る。
小休憩を始めた
僕は元々イライラしやすいというのは前述した通りだが、すると付き物なのが我慢である。
我慢というのは最悪で、認知の不快という観点から言うと、実際に今感じている不快に加えて、自ら「これ嫌だな〜」という不快を生じさせて、その相乗効果で指数関数的に不快値が上昇する可能性がある。
というか、僕がそうだった。だから3時間も労働すると、頭痛がひどくなり、認知の不快によるストレスで疲労困憊になっていたのだ。
先程、僕は祈りによって認知の不快を消せるようになったと書いたが、これを維持するのがむずかしい。
それを維持するための儀式が「小休憩」である。
労働でこれをどう使ったかを書いていく。
最初は、労働中にヤバくなった時や、2時間起きくらいに5〜10分目を閉じて祈りの状態に入るのをやっていた。
そのうち、「もっと細かくすれば祈りの効果を持続できるのでは?」というアイデアが浮かんできて、試したところ効果絶大であった。
つまり、何かしらの動的な作業・思考的な作業をしない時間を意図的に作り、数秒〜十数秒でいいので目を瞑り祈りの感覚を思い出し身体感覚をリセットするのである。
祈りの効果が明らかに続いている時もこれをやっていたのだが、それこそが祈りの感覚(リラックスした状態)の持続に必要なことだった。
何かが起きてからではなく、何かが起きる前に常にその脱力の状態をなるべく100%近くに維持するように心がけることが、祈りを持続させるための、脱力の本質だったのだ。
これを僕は「超小休憩」と呼んでいる。
観察と感想
僕は引きこもっていた。ひたすらスマホやPCの画面だけを見ている時間が多かった。しかも、ずっと寝ながら生活をしていたり、運動を全くしていなかったり、またそれらが意識がボヤけていることに関係があると気づかない生活を送ってきた。
だから、僕の思考は鈍い。五感はある程度機能しているはずなのだが、感覚が言葉にならないまま放置されていることが多い。
局所的に「こうなったらこうする」という判断はできるのだが、情報の全体像が見えない。
例えば、散歩していて、景色の全体を見ることができなかった。空間的に全体を捉えるというのがここ10年くらい全くできていなかったように思う。
だから、それを意図的に労働中に実践することにした。これをやることによって、五感も思考も良くなるような気がしたから。
最初は雲を眺めることから始まった。雲が移動していることに気づいたのが10年ぶりくらいだったと思う。そもそも空なんて見上げなかった。
雲の陰影と移動によって、映像全体とシンクロする感覚が得られた。
次に、感じたことを言葉にするのをやっていった。ひたすら地道なことをやった。車が何色だとか、雲が出ているとか、空が青いとか、そんな小さなことから言葉にして言った。
すると、そもそもの苦悩的なストレスの発端となる認知の起こりがほとんど起こらなくなった。
そして、頭の回転が良くなった。スムーズに言葉による思考ができるようになってきたからだ。
ストレスの起こりが少なくなり、言語による思考が芽生え、祈りも持続しやすくなった。
これが本当に読書に役立っているように思う。
アニメの無限鑑賞
不思議な話なのだが、脱力のアイデア、小休憩のアイデアを得たのは、アニメを永遠に見続ける1週間があったからだった。
ネトフリでテキトーに目についた良さそうな作品をひたすら見まくっていた。
先月の総括記事に書いたが、先月僕が見たアニメのタイトルは計17タイトルで、大体の作品が12〜24話程度、ワールドトリガーに至っては100話越えだったので、18話平均が16タイトルでワートリだけ100話、1話20分計算で考えると、約130時間となった。先月は丸5日分くらいはアニメを見ていたらしい。
正直、あまり頭が働いている状態とは言えなかった。気分はクソニートという感じだった。だが、その感覚が祈りに影響を与えた。
その理由だが、僕は常に何かに追われていたのだと気づいたのだ。
僕は異様に上昇志向が強い。賢くなりたい、誰かを助けられるようになりたい、何かをコントロールできるようになりたい、全てをあきらめられる力が欲しい、などよくわからない色んな強い欲望がある。そして、そのために一日の全てを捧げたいと思っている。
だが、それができない。身体がいうことを聞いてくれない、心がその通りに動いてくれない、頭もまともに働いてくれない。僕は14年間、勉強もせず、コンプレックスと憎悪と不健康な生活をやってきた。一時的な苦痛の埋め合わせだけをやってきた。何も学ばずに苦しみだけをやってきた。だから、焦りにも気づくことができなかった。あまりにもそれが無意識に根付きすぎていて、言葉に戻すことができなくなっていたのだ。
1回の祈りに1時間をかけていた頃は、その焦りの気持ちが強く、40分を超えるまでくらいはずっと苦しいままだったから、脱力をするのにそれだけ長い時間をかける必要があったのだ。
だが、このアニメの無限鑑賞により、クソニートの堕落した「がんばる必要なくね?」みたいな感覚が芽生え、これが僕の目指している「24時間祈り続ける」の感覚のベースとなったのだった。
これが僕の祈りと小休憩を仲立ちしたよくわからない経験だった。
まとめ
終わりに
正直言って、祈りについてはもう少し細かいやり方があり、この記事を読んだ人がこれを実践できるかというと、すごくむずかしいと思う。ヒントにはなるかもしれないが。そもそも祈り自体、普通の人からすれば意味のわからない行為であるというのもあるし。
個人個人で認知の特性というか、頭の中の構造は違うので、それに合わせた祈りをやらなければ、リラックスした感覚を維持することはむずかしいと僕は思う。
だが、今回はとにかく僕がこの良い状態を保てるようになるまでのザックリとした流れを書き、客観的に見て僕の祈りを理解しやすいカタチで書くという試みだったので、省略させてもらった。
これまで色々「僕はすごい成長したんだぜ」と書いてきたが、色々できることが増えたと言っても、普通の人や、優秀な人からすれば僕のレベルなど高が知れている。なんとかギリギリ普通の人っぽく見えるようになったかなくらいの感じだ(たぶん普通の人には見えてないとは思う)。
だが、14年間鬱とか神経症とかで日々鬱々とした日々を苦痛にまみれて生きてきた、引きこもったりどうにか働こうとしたりとしてどうしようもない人生を送ってきた、僕のような人間からして、この変化はものすごく大きな変化である。
ただ、まだまだ修行が足りないと思っている。僕はまだまだこの先に行くつもりだ。改善していける点は無限に見えている。
単純に、長時間働けるようになったので、収入が増えているというのがありがたい(本当は無限に本を読み人と話し続け何かを学び続けるだけの生活がしたいのだが)。
また、最近は、毎日1000字程度のどうでもいい記事も更新し続けているので、文章を書くのも脱力しながらできるようになりつつある。
自分が文章を書けるようになるなんて思ってもいなかった。
祈りのおかげで、僕はこの記事を書くことができている。
そして、ここまでこれたのは祈りだけのおかげではない。
僕は去年の6月1日からプロ奢ラレヤーのオンラインサロンである読書サークル「三ツ星スラム」に入っている。
プロ奢ラレヤーを始めとして、スラムの色んな人の力を借りてここまで来た。
他人との交流があったから、色んなレンズを借りて自分を見つめることを通じて、祈りやらなんやらにたどり着くことができたのだ。
僕は、僕だけで僕の人生をやることはできなかったのだということを骨身で感じた。
他人がいなければ、僕は存在することはできない。どこか上を目指すこともできない。何かが良くなることも悪くなることもない。ただ生きて死ぬだけだ。
だから、祈りの前に、僕がここまでこれたのは、ほとんどが他人のおかげだと思っている。本当に僕は運がいい。
スラムに入る前にプロ奢の本を2冊贈与してくれた野生の奢り屋さん、色んな言葉をくれたプロ奢ラレヤー、知的な方向性とその方法を与えてくれた伊予柑さん、また僕のスーパー神経症ムーブに付き合ってくれたスラムの皆さん(強制イベントだったが)、その他色んな場所で僕と対談してくれた皆さん、ウチのねこたちに感謝を申し上げたい。
今はまだほとんど何の成果も出せていないけど、これからどんどん加速して意味不明な成果を出していきたいと思っています。
そんなわけで、皆さんも良かったら僕と一緒に祈って最強を目指していきましょう。
そして、暇な人はスラムに来て遊びましょう。健康になれるかも。
僕の人生における大きな発見、研究の成果の記事でした。
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