映画日記 The Karate Kid(ベスト・キッド)
※記憶力が悪いので、わりと雑にテキトーなことを断言したりして書きます。なので全部ウソだと思って読んでください。
最近は現実問題がおおきすぎて心理的な負担になっているらしく、本も読めなければ書きたいと思えることもなく、自分の現実的な問題解決能力のなさを感じている。
まぁそれはさておき、本は読めずとも映画は見れるらしいので、ここ数日は毎日映画を観ている(実際はこんなことしている場合ではないのだが現実逃避しないとやってられない)。
今日見たのはこれ。
邦題ではベスト・キッド。
原題はThe Karate Kid。
ジャッキーチェンがでているこれのリメイク版を見たのを覚えている。
この作品は1984年、リメイク版は2010年らしい。
クソ雑に物語を要約するとこんな感じだ。
王道の娯楽映画っぽいつくりで、すごく観やすいなと思った。なんも考えずに見てられる。
リメイク版と比べてかなり物語がちがうので、どっちも見ても良さそうなふんいき。
恋愛要素もそこそこいい仕事をしている気がする。
少年が元カレをさけていた時に女が「逃げるの?」って言って「そういうわけじゃない」みたいにいうけどやっぱり逃げたくて逃げていたという描写があったように思うが、あれは個人的に刺さった。
「逃げるの?」という問いかけに対して、自分が逃げようとしているから傷つくわけだ。しかもそれを好きな人に言われるという。なんたる恥辱だろう。
では「自分ならその場面でどう行動するべきだったか」と考えるが、その時点で少年は空手スキルを何ひとつ身につけていなかったし、揉め事が増えても仕方がないから、逃げて正解だったんだろうなと思ってしまう。
おっさんから空手を教わり、それを通じて人生を教わるわけだが、それはつまり作中でおっさんが言っていた言葉を借りると「バランス」である。
「どんな時も呼吸を忘れるな」
「空手は防御のためにある」
「私はいつも戦いが怖いし、嫌いだ」
ここら辺が良いセリフな気がする。
バランスが崩れた時に、常にそのバランスを戻すやり方を覚えておくこと。それが呼吸であるように思う。
戦いは無闇にするものではなく、そもそも戦わなくていいならそれにこしたことはない。それはつまり社会的に調和がとれているということで、自分や自分の周りの人たちに危害が及ばないようにすることでもある。
戦いを恐れる気持ちはあっていいんだ。常に勇ましく戦い続けたりしなくてもいい。
これは僕の想像に過ぎないが、なんかそんなことを感じた。
奥さんが出産の時に子供と一緒になくなってしまった辛い過去を抱えつつ、ひとりでしずかに暮らしているおっさん。
しかし、盆栽をやったり、ハエを箸で捕まえようとしたり、(コンドミニアムで管理人をやっているんだかなんだかよくわからんが)同じところに住む人の水道の修理などをしたり、酒を飲んで歌ったり、釣りをしたりして、それなりに色々やって楽しく暮らしている。
時には隣人を助けたり、少年に贈与したりしながら暮らしている。
金銭的にも時間的にも余裕があり、それを分け与えたい的に分け与えることができる。
こんなおっさんになりたいなあと思った。
ちょうど僕の中でもバランスがテーマになっている。
いまの僕はうまくバランスがとれていない。
日常的にバランスをとれるようにするために、何をするべきだろうか。
ひとつは現実的な問題を解決することを楽しめるようになること。ただ、やっぱり苦手なんだよね昔から…。やりたくない…。
事務作業とか掃除とか。あとは急に発生する問題に対処するとか。ぜんぶ他人にやってほしい。
ただ、やはりそれではダメなことはわかっている。
非現実的なことばかり考えていても、何も良くならないので、やはりもう少し現実に根ざした生き方をしたいなと思う。
うまく切り替えて現在の問題にフォーカスする必要がある。
さて、やるか…
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