見出し画像

レンチンした肉まん一生持たれへん

できたてを0.01秒以上ホールドできる人類がこの世に存在しますか?

レンチンした肉まんは、森羅万象の中で最も熱い物体だと思います。

例えば、ガラス細工で棒の先端にある真っ赤っかの球体より、レンチンした肉まんの方が熱いです。

火(溶鉱炉)の中から取り出したドロドロガラスの方が熱そうですが、顔面を大火傷する「護摩業」や炭の上を歩く「火渡り」は、根性さえあれば耐えられます。

火は我慢できますが、レンチンした肉まんは0.01秒が限界です。

700℃のタバコを手に押し付けるマジシャンは存在しても、レンチンした肉まんを押し付ける猛者はいないですよね?

レンチンした肉まんは、表面温度が約6,000℃の太陽をも遥かに凌ぐと睨んでいます。

「太陽の方が熱いに決まってるやろ」って?

遮光板で太陽を観察する授業はあっても、レンチンした肉まんを観察する授業はありませんでしたよね。

目が焼けちぎれるからです。

「肉まんは肉眼で見られる」って?

目に見えるものが真実とは限りません。

冬場に街を彩るイルミネーション。実は超高速で点滅していることを知っていましたか?

発電所から送電される電源は交流です。交流の電流は、+と-を超高速で往復しており、その途中で出力「0V」の地点を通過します。

肉眼では速すぎて捉えられませんが、0Vを通過する際に一瞬だけ消えているのです。

おそらくレンチンした肉まんも同じ原理を応用しています。

立ち上る湯気が肉まんを纏った瞬間だけかすみがかかり、蒸発すると再び露わになります。

超高速で繰り返しているため、肉眼ではレンチンした肉まんが鎮座し続けているように見えます。

しかし、実際には消えたり出現したりを繰り返しているため、目が焼けちぎれずに済んでいるのです。

レンチンした肉まんを侮ってはいけません。

老若男女問わず、お笑いのプロアマ問わず、レンチンした肉まんに触れた瞬間、爆裂にしょうもないリアクションを発動してしまいます。

「熱ちちちちちちち‼︎‼︎」
「アーーータァーー‼︎‼︎」
「うわっっつーーー‼︎‼︎」

『WBA世界バンタム級おもんな人間王座決定戦』で7度の防衛を果たせるぐらい、しょうもないリアクションを発動してしまいます。

親戚すら笑いません。

レンチンした肉まんの前では誰もが無力なのです。

昔飼っていた柴犬のテツやバリかわ女子を守るためなら、射られた矢だって、放たれた銃弾だって、己の身体を盾にして防ぎます。

でも、レンチンした肉まんをドッヂボール的なノリでブチ投げられた際は、本能的に逃げてしまうかもしれません。

テツにディキシ!

バリカワ女子にディキシ、ディキシ!

と被弾させてしまうかもしれません。

レンチンした肉まんは、愛するものを失う恐れがあるほど危険な物体なのです。

ちなみに、人工的に生み出した世界最高温度は、大型ハドロン衝突型加速器とやらが叩き出した4兆℃といわれています。↓

しかし、僕はレンチンした肉まんの方が熱いと踏んでいます。

「根拠を示せ」って?

なんでも人に尋ねる前に、まずは自分で考えてみては?

レンチンした肉まんより熱いものは世の中にありません。

強いて言うなら...高校球児ぐらいでしょうか。

「時間返せ」と思った人はスキを押してね♪

この記事が参加している募集

スキしてみて

よろしければサポートお願いします! 敵が第2形態に進化してビビったものの、分け目が逆になっただけやった時ぐらい喜びます!!