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万年筆

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万年筆やインクの紹介や関わりについてつらつら語ります。不定期更新。
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#PILOT

あとは船だけ(万年筆)

多くの人は鉄ペンに1万円以上払うなら、金ペンを買いたくなるだろう。だが、価格1万円の鉄ペン、カスタムNSが私は好きだ。そのことについてつらつらと語りたい。 タイポじゃないよ「ああ、PILOT社のカスタム74でしょ、傑作万年筆だよね」と少しでも万年筆を知ってる方は誤読されるかもしれない。だが残念、私が言っているのはカスタムNSである。 カスタムシリーズの入門向け、鉄ペンであり、キャッチコピーは 次世代へ「想い」をつなぐ万年筆 である。正直キャッチコピーに関しては、疑問が湧き

君さえいればいい(万年筆)

私が使用している万年筆、PILOT ルシーナについての愛をつらつら語る。なおこの万年筆は既に廃番となっており、新品を購入するのは難しい。そのため、このnoteを読んで欲しいと思った方は、広いネットの海を探すか、私に羨望の眼差しを向けるかしてください。 出会い2021年のクリスマス前、まだ万年筆沼にくるぶしまでしか浸かっていなかった頃に店頭で出会った。 見てくださいよこの高級感!でもお高いんでしょう?と値札を見ると5500円(税込み)である。数字を読めなくなったのか不安にな

月夜への愛を語る

 月夜という万年筆インクが好きだ。月夜はPILOTが出しているインキシリーズ「色彩雫」を代表とするインキである(異論は認める)。万年筆というものを使い始めたころ,何となく人気だからという理由で手に取ったことが私と月夜の馴れ初めである。月夜の好きポイントをつらつらと挙げていく。 色が良い オタクは度々「顔がいい」という鳴き声を発する。これは発声練習だと考えられている(出典不明)。ところで私は月夜で文字を書いた後に「色がいい」と一人でうなづいている。  試しに文字を書いてみた