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大河ドラマ「光る君へ」第一回感想

とても思い入れのあるテーマなだけに今回の大河は見ないつもりでしたが、
結果、見てよかった!今年は期待できる!と思いましたよ。

(昨年の大河で私のハードルは結構下がってはいる)

まず装束がすごくいい!
今回のお話で特に好きだったのは時姫の装束。襲の色目も紋も格と年齢にあっていてすごくいい。平安時代の装束は年齢が上の人ほど紋が大きく若い人は紋が小さいらしいんですけど、紋が格好いいくらい大きかった。
岸谷五郎さんのあの一張羅が絶妙にださい感じいいな。
まひろの母親の装束はお裁縫がそこそこの人の手縫いなんだろうなという感じ。生地がピンとしてなくてちょっとふっくらとしていた。それなのに、琵琶を弾く暇もないくらいせっせとがんばって針仕事してるのね。
男性貴族の衣冠束帯も発色が綺麗で本当に素敵!現代では皇族の方の儀式の時にしか見れない姿が毎週見れるなんて幸せ過ぎませんか!


それから多分小人症の俳優さんが出演されていましたよね。清明の従者役だとか。
ゲームオブスローンズのティリオンみがあって興奮しました。これからどんどん活躍して欲しいです。


そして幼い道長(三郎)とまひろの出会い!これは光源氏と紫上の初めての出会いの場面のオマージュになっていて、紫上が飼っていたすずめが逃げてしまい泣いている姿を見た光源氏がかわいらしいと見とれてしまう場面を思いおこさせるもの。
彼女の人生にとってとても特別な出会いだったんだろうね。成長したまひろが物語を書く時に、美しい恋が始まる場面にはあのエピソードを入れたいってなるんだろうか。
これからまひろの身に起こる綺麗な思い出美しい景色大切な人との別れ等様々なできごとが彼女を精神的に成長させるし『源氏物語』を書く時のモチーフになるんだろう。
今はさかしら(賢)ぶっているまひろがこれからどう成長して、あの『紫式部日記』にあるような控えめな態度をとるようになるのか楽しみ。