『往復書簡 #34』申酉天中殺的GWの過ごし方
月子さま
GWも終わって日常が戻ってきたね
今年のGWは、いつもとはちがったよー
というのも、例年夫婦もしくは家族でベッタリと過ごさなければいけない…shouldって思っていたの
そういうところが家族を求めても欠けている申酉天中殺なのかもしれない
休みであっても家族のご飯のことばっかり考えていて、
朝から『夕飯はどうする?』なんて言葉にいちいちイラッときて、
初日から険悪モードになるのも必然
なので30日の月子さんを皮切りに、
日頃会えない友達に会う予定をたっぷり個人的に入れてみたの!
ほとんどはランチだったから、夜には帰ってくるんだけど、
そんな日は、のっぽにご飯はお願いしました
わたしは、美味しいランチに下北、中目黒、吉祥寺へと羽をのばしたよ
そのおかげで、のっぽにも家族にも優しくできて、
柊には『ママ、遊び好きじゃない!?』と言われる始末
で、のっぽも私の不在が満更でもないようで、
のっぽに、おそるおそる『どうだった、GW?』って聞いたら
『やりたいことやれてよかったよ』と、満足気味…
わたしに、わたしが満足いく何かを提案することより
のっぽのやりたいことは、
草むしりやら、暖房器具の片付けやら…用務員さん的なことらしい
ここが私たち夫婦の最大の違い
わたしは、やらなくてはいけない事<やりたい事 を優先してしまうが
のっぽは、やらなくてはいけないことをしない方がストレスらしい
んー残念すぎる違いだわ
でも、わたしが外に出ることがイヤじゃないところは◎
最終日は母親孝行の為、新宿に映画を観に行ったよ
で、母と観た映画がこれまたよかったのよ
『パリのタクシー』少々問題ありのドライバーとお金持ちの乗客、
あるあるの話よ 乗客は、年老いたおばあちゃん
家を出て終の住処とする施設に向かう道中に、
思い出の場所をたどっていくっていうお話
パリの街を手を借りて歩く姿がかわいい
人生を、達観しているけどお説教を言わないところも、
ドライバーが警察に違反切符切られそうな時にはかわいい嘘をついたり、
トイレが我慢できなかったり…ドライバーも、最初はイライラしていたのが本来の優しい性格が出てきて、自分の話も…
どうやら、フランスでは有名なコメディアンだそうです ステキでした
サッドエンドなんだけど、よかったよ
うっかり泣くところだったよ
母もあーいうおばあちゃんになりたい!と言っていた
マドレーヌおばあちゃんは!愚痴も、嫌味も、お説教もいいませんよ
そして、何も欲しがりませんよ…睦子さんも精進してください
母と結婚前30年前に2人で旅行したパリ…懐かしいねーって、
親孝行もできた よきGWでした
ダフネ
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