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パソコンの選び方 ~ノーパソはダメな理由~

僕は小学校からPCに触れてきた。それからもう30年ほどになる。
だから周りからよくパソコンの相談を受けることがある。
そんな相談の中で多いのが。

・使ってるPCが重くなった、壊れた。
・友達とゲームするためにPC買ったけど重い。
・どのPC買ったらいいかわからない。

だいたい多いのはこんな感じ。

・使ってるPCが重くなった、壊れた。
これはまぁ、よくあるメンテが出来てないパターンですね。
でも今回のテーマとそれるので除外します。

・友達とゲームするためにPC買ったけど重い。
・どのPC買ったらいいかわからない。

これが今回のテーマです。
これは求めている事をするのにどれくらいのスペックが必要なのか自分で解ってないことで起こっています。
・どのPC買ったらいいかわからない。
これはまだ購入してないのでアドバイスする側としてありがたいですが、
・友達とゲームするためにPC買ったけど重い。
これはかなり困ります。
この時に肝になるのがデスクトップかノートパソコンかです。
ここでパソコンショップで組み立てて販売されてるBTOパソコンであれば問題なしです。いくらでも解決方法はあります。
ノートパソコンとメーカーオリジナルのデスクトップの場合はどうしようもないです。
それはなぜか?
これらのパソコンの購入後のスペックアップ可否について説明します。

・メーカーオリジナル設計のデスクトップPC
これは専用設計のため、あらゆる市販パーツとの交換が基本的にできません。
10万円で買ったとして、CPUスペックが足らなかったとしたら、また10万円以上を払ってよりいいPCを買うしか無いです。
だけど購入失敗しそうな人ほど有名メーカーだから「店員さんもススメてくれたしちっちゃくてかわいい」って買って失敗して相談されることがホントに多いので、知らない人ほど絶対買っちゃダメです。
※知ってる人は買わないからこんなの売らないで欲しいよ(本音)

・ノートパソコン
これが一番被害者を産んでるパソコンと言えるでしょう。
「たまに使うだけだから」「大きいのは場所取るしノートがいい」「ハイスペックじゃなくていいからコンパクトなのが」こういった理由でPCを知らない人がメインPCとして買ってます。
「ノートパソコンがいい」と言われた時に僕が言う事があります。

・ほんとに外の持ち出して使うのか?
・ホントにそんなに部屋のスペース無いの?
・同じスペックのデスクトップはもっと安く買えるけど?
・しまえるPC買った人はしまったまんまだよ。
・PCゲーム一生しないの?

これです。思い当たりませんか?
ホントに何台のノートパソコンのメンテナンスをしたか、結局デスクトップは買った人を見てきたか数え切れないのでこの記事を書きたくなったメインテーマと言えます。
ノートパソコンは拡張性はメモリー増設、HDD/SSD容量増加くらいは出来ますが、それ以外はきびしいです。無理と思って欲しいと思います。

ノートパソコンは、はっきりいって高いです。
あの大きさに詰め込んで使えるように各メーカー毎に試行錯誤した専用パーツで組み上がってるので当然です。
でも、それと同じスペックで市販パーツで組んだデスクトップであれば安くなるのはそういった部分です。
また、最近はグラフィックボード内蔵というゲームが出来るノートパソコンも増えました。
でもゲームがとりあえず動くのと、ゲームが快適に出来るのとは別物です。
そして小さいノートパソコンにグラフィックボードまで組み込んでいるわけですからまた無駄に高い。その割に性能は・・・。
ノートパソコンの性能がイマイチなのは小さいからです。
パソコンの処理をするCPU、グラフィックの処理をするGPUそれぞれ処理をすると熱を発します。重い処理ほど熱くなります。
ノートパソコンの狭い箱の中で60度くらいに熱くなるので冷やすのも大変です。キーボード付近が熱くなったり、ファンがうるさかったりした経験がある人もいると思います。
そんな状態でも確かに動くゲームはあるでしょう、でも熱くなったキーボードで操作し続けるのが良ければいいでしょう、でも快適ではないと思います。

そもそもノートパソコンはそういった熱対策が大変なのでCPUもGPUもメーカー側が熱くなりすぎないように処理能力を抑えている事が多いです。
それらの点でどうしてもスペックではデスクトップに敵わないし、省スペース化と熱対策で高コストになってしまうので、いくら高くてもいいからどうしても持ち運んでゲームがしたいという人でなければおすすめできません。

PCの事を解ってる人は持ち運びの仕事用、セカンド機、ベッドでブラウジング用としてノートパソコン使ってると思います。
そういう利用方法としてはとても便利なのでいいと思いますが、PC初心者には絶対勧めたくありません。

結論:BTOパソコンをおすすめする(※BTOノートパソコンを除く)
BTOパソコンはパソコンショップが様々な要望にあわせて市販パーツを組み合わせて販売されているパソコンです。
そのため、各パーツは市販パーツと交換可能なので容易に必要なパーツだけを交換してスペックアップすることが出来ます。
もちろん選んだPCのサイズなどによる制限はありますが古くなった部分だけ交換しながら長く使っていけます。
例えばメモリーが足りなければ現在16Gのメモリーが1万円きってます。
CPUもいまや2万円も出せば十分なスペックを得られます。
グラフィックボードはやりたいゲーム次第ですが1万円台から選べます。

スペースの問題ですが、本体は部屋の隅っこにでも置いといてモニターはテレビにHDMIで挿せばOKです。
これでわざわざPCを出す必要も無いですし、しまう必要もないです。
もちろんゲームをガッツリやりたいならゲーミングモニターをおすすめします。

そして、キーボードやマウスといった一番触り、見るデバイスは自分の気に入ったものを使えばいいです。

入門向け最低限ゲームが快適にできるおすすめスペック参考
※パーツ価格参考:ドスパラ(税抜き価格)
CPU:AMD Ryzen 5 2600  … 13,700円
メモリ:DDR4 16GB … 7,700円
メインドライブ:SSD M.2 2280 512GB … 8,100円

グラフィックボード(コスパ重視)以下2点
とりあえずゲームがしたい(マイクラ、FF14、PSO2など)
Radeon RX 570 8G … 13,619円
せっかくなら60FPS以上で遊びたい(PUBG、CODなど)
GeForce GTX1660 6GB … 25,500円

以上のスペックであれば現状出来ないことはほとんど無いでしょう。
もちろん後から足りなければ追加・交換すればいいんです。

上記のパーツに、電源、ケース、モニター、WindowsOS、キーボード、マウスがあれば自作PCが出来ます。
最低限の構成で試算した結果9万円弱で自作パーツが揃います。
(テレビをモニターにするならもっと安い)
これを高いと思うかもしれませんが、BTOと自作の強みはその先にあります。
次にまたPC買う時に9万円かからないということです。
先に書いたとおり、不足してるパーツだけ交換しちゃえばいいんです。
だからかかる費用はそのパーツ代だけ。
交換した古いパーツは売っちゃえばその分またお得です。

今、パーツが安くなって購入するにはとてもいい時期だと思ったのと、周りに「ゲームやろうぜ!」って誘ってスペック足りない事が連発したので書きました。
そういったわけで、長くなりましたがこれからパソコンを買おうと思ってる人の参考になればと思います。
正直まだまだ書き足りないこともありますが、横道にそれ過ぎちゃうのでまた需要があれば書きたいと思います。

長い記事にお付き合いいただきありがとうございました。
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