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毛虫の駆除で煙捲く2023/12/10

自転車で風を切り、薄着でもあったかいくて良いなあという心を持ってお店へ向かう事が出来た今日。安くウィスキーが買え、さらに自分の感性に合ったものを見つけて買う。なんと幸福なことだろうか。ちょっとした幸せをつかんだので私はとりあえずウィスキーを飲み下した後に机に向かうことにした。自伝社から乗り換えキーボードに乗っていくのである。

昨日のVRCで親愛なる友人たちに挨拶にしに行った時のことだ。私に残された時間は少ない。できれば心通わせる時間が欲しいし場所も欲しいが、今のところそれはかなわないものなので一瞬を大事に駆け巡った。最後に寄ったJPT、初心者案内や荒らしが居る中で私はいつものようにお道化て挨拶しに行った。

出会ったのは荒らしであった。しかも人の外見を傷つけるタイプの。言葉が拙い阿呆であった。私が「ペンで意思疎通するタイプの方たちですかね?」と聞くと、距離をほとんど零距離にしてきて開口一番こういった。

「あなたのアバターはアルミ缶みたいですね、換金したら何円になりますか」

おっと、なんと馬鹿馬鹿しい質問か。しかしこの中ではまだ面白い質問だなくらいにしか思わなかったので「2億円です」と答えた。そして次に彼はこう言った。

「いろいろ税で引かれて安くなりそうですね」

もう一度言うが、この発言は無知蒙昧な阿呆だ。人の姿は安い高いで判断するものではない。ましてや人の命を金で換算する時代は終わっている。見てくれに価値がある時代はすでに終焉を迎えているのにこの方は何事も「お金で解決する」と考えておられる。ああ、嘆かわしい。そこで私は相手が荒らしだという事を理解し、返答を瞬時に考えた。相手にするのも時間の無駄だが、ここいらで一つ期待を裏切ってみせるとするかと。それで私はこう答えた。

「私の国での価値なので税金はありません」

そう答えると矢継ぎ早に彼はこう答えた。

「それだとどこの国でも使えないですね」

私の国で使うから何ら問題ないのに賢いふりしてよく考えた御託だ。面白いので拍手を送ろう。その精一杯の語彙でよく荒らしが務まったなと思いつつ心の中で呵呵大笑をしながら「私の国は場所も時間軸も違うのでどこでも使えませんよ」「あなたの知ってる国ではないです」と答えた。どうやら話の通じない相手だと思ったのかほかの人間に対象を移った。あらら~構ってもらえなくて可哀そうにとは思ったが、期待を裏切る行為はできたようなので思わずガッツポーズをしながら、友人に挨拶をして今日のVRCを終わりとした。そして離脱後に心の中でちょっと投げかけた。「さて、あなたの価値はいかほどか?」と。

そしてここまで書いて気が付いた。文章を書いた時点でまんまと相手の術中にはまっているし、同じレベルでの争いになってしまったのではと。でもまあ私は自分を傷つけようとする発言には「なんだと~!?」と思ってしまう質なので発言は発言で返してしまう律義さが出てしまったのだ。まあこれはしょうがないか。とりあえずまたこんな事があったのなら、気の利いた阿保台詞や煙に巻く発言を用意しておくことにしよう。私の面白可笑しな話にするために。野次をするなら同じ阿保、私の舞台でおどりゃんせ。

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