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「三歩先の道へゆこう」日記

心地よい疲労と共にビールを開ける、幸せが2倍になる瞬間だ。今日は3時間弱ぶらりぶらりと辺りをほっつき歩いて、足と頭に刺激を送った。その際に溜まった乳酸が、床に横たわるとともに、ビールの炭酸が抜けるように開放されて行く感覚が心地よい。甘ったるい空気を吸って揺蕩うが如く、ぼんやりとしていたら日記を書く時間が迫っていた。おっとまずいまずい。手を動かし始めなければ。さて日記の時間だ。

昨日はVRCで、何のために日記書いてるの?というハナシになった。私はその時、いずれ小説を書くためと文章を書くのに慣れる為に書いてるぜと言ったが、何気なーく友人に言われた「目的と手段入れ替わってないのならいい感じじゃん」にドキっとする。今日記を書いている目的が、なんだかんだ文字数を遺すことの快感を得るためになっているかも知れないなとちょっと内省した。結構私は続ける事は難しくないけれど、続けるのが目的にすり替わってしまうことが多々あるんだよね。何処かにホントの目標はコレ!と毎日やる前に見るよう習慣化しよう。

今日は待ちに待ったボードゲーム「さんぽ神」が届いたので、書かれた指示通り住んでる土地の中で散歩をするぞ!という意気込みで外出を行った。思えば散歩をするための外出なんて何年ぶりだろうか。大抵外出時は目的が済んだら寄り道せずにスッと帰っちゃってたから、土地勘も直線上でしか存在しないしほかが全て未知のエリア。いつも歩いている時何処を見落としの確認と、新しいところに行く出会いにワクワクしながら歩いた。

ゲームで川を越える指示があったので、しばらく大きな橋を悠々と歩いていた。しかしこう単調だと考え事をしてしまう。明日のお仕事の事、昔の失敗、今日夜帰ったらやる事、昨日の会話での反省点。一歩一歩進むごとに、ぐるぐると考えても答えのない思考が回る。ああなるほど、散歩とかランニングとかは内省の時間にもなるんだなと思いつつ、第三者視点でそれぞれの意見に判断を下しながら橋の終わりまで歩く。道は色々な情報が多いほうがいいと思っていたが、少ない道もそれはそれで、自分の向かい合っていない未知の部分に触れる時間にもなるんだなあと一人納得していた。

道の途中で面白いと思ったガチャガチャを引いた。ストラップブッダだ。背中のボタンを押すと丹田部分が光りながら「ポクポクポクチーン」と一休さんの如く鳴る。個人的には透明か金のブッダが良かったが、世の中そんなに甘くない。青いブッダが出てちょっとだけしょぼくれた。よく考えると様々な色があるブッダ自体凄いシツレイであるが、それを可能にする日本の懐の深さにはちょっと驚く。

神社が行く先々に点々としていたので、お賽銭を入れて御参りをした。ちょっと時間が遅かったので既に御神籤は売ってはいなかった。今度は早めに行って引こうと思う。小さい神社、大きい神社、どれも甲乙をつけるなんて烏滸がましく、趣があって素晴らしい。どんな形でも荘厳な雰囲気が領域展開されているので、個々に見て味わえる。これからも、また見かけたら足を運んでみよう。

さて、今日の日記はここまで。何時もの台詞で終わりとしよう。
明日も、乗り切って行きましょう。

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