認知症と漢方、予防へ

漢方的治療法
漢方では予防として補腎活血をしていきます。
活血は血の巡りを補腎は腎のパワーを上げる予防法です。
大事なのは予防です。漢方でも落ちた認知機能を回復させるのは難しいと思います。


補腎活血すると言いましたが、漢方薬のどれが良いかはその人の体質によって違いますので具体的には言いづらいです。
具体的な体質無視で(漢方的に問題ありですが)オススメは記入しておきます。


①十全大補湯
これは気血を補う薬です。胃腸の機能を上げますし、血も補えます。
胃腸機能を上げ、肝血を作り、腎のパワーも間接的ですが上げる事ができると考えてます。
血を巡らせる生薬も少し入っていますので何かと都合が宜しい薬かと思います。


②芎帰調血飲第一加減
これは血を巡らせる薬です。瘀血にはこれが良いのではと思います。
巡らせる以外にも補う生薬も入っているので、それなりに長く使っても大丈夫な薬です。


③八味地黄丸
腎のパワーを上げる有名な薬です。補腎にも色々ありますが、有名なだけありよく使われると思います。

ただ胃腸が弱い人にはあまり向かないです。人によっては胃もたれを起こしてしまうのが欠点です。ツムラの粉薬より、丸剤が処方せんの薬にあるのでそちらの方が効きは良いでしょう。
体を温める薬なので熱を持っている人にも向きません。熱があるなら六味地黄丸が良いです。


④加味帰脾湯
こちらも十全大補湯に似ている薬で気血を補う薬です。睡眠の質も上げますので睡眠がイマイチなら試す価値ありです。こちらも八味地黄丸よりはマシですが胃にもたれやすいです。飲むなら体調を見ながら使うのが良いです。ただ血を流す力はイマイチです。
その他にもありますが実際に漢方薬局に行って体質に合う薬を選んでもらって下さい。結局それが一番良い方法です。


養生方
さて色々書きましたが何より大事なのは養生です。しっかり養生しないと薬を飲んでも効果が得られにくいでしょう。

漢方でも養生や食養生する医者が一番権利を持っていて、当時の王様の体をケアしていました。個人的な今日から始められそうな養生方をあげていきます。


①食べ過ぎない
そもそも人間にはエネルギーや栄養を蓄える力が豊富にあります。

現代とは違い自然と一体になっていた時代には食べ物なんてそう多くもなかったはずです。

少ないエネルギーや栄養を蓄え、生き延びるか。もし蓄える力がなかったら今頃人類は滅びてます。

生活習慣病やアレルギーや自己免疫疾患等は食べ過ぎで起こるものです。

現代人は食べ過ぎなのです。だから色んな病気を引き起こします。

1日2,000キロカロリーが必要とか言われてますがそれ程食べなくても生きていけます。

現代人は常に食べていて、常に胃腸が働いています。

日本人は胃腸が弱い民族なので注意が必要です。一番大事なのは体に対して敏感になる事です。良い方法は体から教えてくれます。

メディアの嘘に騙されずに生活しましょう。



②ワクチンを打たない
この様な記事を読んでいる人なら常識かもしれませんが、あえて書きました。
ワクチンに病気の予防効果など一切無く、重篤化を防ぐ作用もないです。

貴重なお金払って打つだけ無駄です。ただ体をおかしくするだけです。

詳しくはワクチンの真実を書いている本を読んでください。

中には水銀やら余計なウイルスやら体を悪くする添加物やらでいっぱいです。特に精神をおかしくします。認知機能も落とします。

インフルエンザワクチンなんて今年から止めましょう。


③西洋薬をむやみやたらに飲まない。
こちらもあえて書きました。そもそも西洋医学は戦場医療です。生きるか死ぬかという場面でこそ使われるべきです。現代では救急医療でしょうか。


血圧の薬を飲んでいる人は140超えたから飲む様に言われた等あると思いますが、年齢が上がるにつれて血圧上がるのは当然の事です。西洋薬飲むより自分の生活をまず改めましょう。


因みに血圧が140超えない様に薬でコントロールされた人よりも、血圧140超えて普通に過ごしている人の方が認知機能は高い様です。


アリセプトやメマリーは飲むだけ無駄だと思っております。飲んだところで認知機能は回復しませんし、副作用ばっかり出て体に悪いだけです。

アリセプトもメマリーもただ興奮状態を無理矢理抑えているだけでしょう。飲んで頭良くなるなら私がが飲みたいくらいですし、この様な記事も書かないでしょう。


漢方では人間は自然の一部と考えて治療を行いますので、体を無理矢理コントロールする西洋医学とは反対の考え方です。血圧高くて元気ならそれはそれで良いと考えるのも漢方的かもしれません。


⑤砂糖を控える
グルコーススパイクは聞いた事あると思います。甘いものをとる事で血糖値が大きく上がったり下がったりする現象のことです。

特に直接糖と言われる砂糖で起こりやすく、この現象が起こると体が老化します。恐らく細胞レベルで老化を引き起こします。


因みに人工甘味料でも引き起こされ、人工甘味料では急激に血糖値が落ちていき、体が危険と判断し急激に血糖値を上げていくとの事です。


漢方的に考えますとこのグルコーススパイクで腎の力を大きく消費するのではないかと思います。先ほど腎は生命力と書きましたがホルモンという意味も含みます。

インスリンを大量に消費するという事は腎のパワーを消費するということでもあります。察したかと思いますが認知機能低下の原因である腎虚を引き起こします。


体が老化するのは確実に起こっていますが腎の力を消費するのは筆者個人的な考えです。
でも間違いなく体にいらない負荷がかかっているので控えるに越した事はないです。


⑥血液サラサラ。補腎のものを食べる。
瘀血、腎虚を予防しよう。というものです。
注意書きとして、食物の質は別に考えます。

農薬の問題、遺伝子組み換え食の問題、肉なら飼育環境の問題は無視して書いています。本来は食べ物の質は一番大事です。余分な物は取らないが大事です。漢方的な話なのでそこにポイントを当てて書いています。


食養生も漢方治療です。体質に合った養生をするべきです。

野菜を多めの人が健康かと言ったらそうではないです。だとしたらマクロビオティックやベジタリアンは病気しません。でも病気してる人もいます。何が良いとかもメディアが言っていますが偏向報道です。

 
野菜中心が良い人は体が強い人でアレルギーや生活習慣病が気になる人が良いでしょう。


肉を多めが良い人は胃腸とかが弱く風邪ひきやすい人等です。自分がどちらかのタイプか考えてみましょう。


瘀血の予防は野菜がメインです。血をサラサラにする玉ねぎとかデトックス効果のあるキャベツとかが取り入れやすいでしょうか?


腎虚が、気になるなら肉を意識して食べるのが良いでしょう。個人的には鶏肉オススメです。
肉食べているご老人が元気なのも腎のパワーを食べ物から摂っているからかもしれません。

ちなみに、長寿姉妹で有名だった、金さん銀さんは鶏肉、名古屋コーチンがすきで毎日食べていたそうです。
その他は納豆や黒ゴマが補腎効果があると言われています。


少々長くなりました!
今回はこの辺で!


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