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ほおの木

「ホオノキ」或いは「朴の木」と表記する方が正しいのでしょうか?
しかし、日本書紀の記載では「エノキ」と読ませているみたいです。
Wikipediaによると直径1メートル、高さにして30メートルという巨木になるモクレン科の落葉高木だそうです。

私の生家にあったモクレンは二十五年ほどで切り倒されてしまいましたが、十五メートルくらいだったでしょうか。あの倍以上というと正に巨木・・・・・

ほおの木

なんでこんな物を調べていたかというと、四天王寺の由来を確認していたからです。
地元の人には常識かも知れませんが、この地で「物部氏と蘇我氏」の激戦があり、苦戦する蘇我氏側の聖徳太子が白膠木の木に四天王の像を彫り、戦勝を願ったという故事があります。

その時に物部氏の総大将・物部守矢はエノキの木に登り、そこから指揮を執ったという話。
名作「日出ずる処の天使」の序盤のクライマックスとも言うべきシーンですが、個人的には「漫画日本の歴史(和歌森太郎監修)」の印象が今でも残っています。

この時代は疫病――おそらくは天然痘でしょうか――が頻繁に流行し、日本の神だけでなく仏教にもすがろうとした時代でした。

来目皇子の鬼退治の伝説もそんなところから生まれたのかも知れません。
もっとも来目皇子の鬼退治はまったく内容が分からず、今のところ大江山の三大鬼退治として上げられているのを目にしただけです。

厩戸皇子と蘇我氏の関係から、乙巳の変~壬申の乱にいたる時代を歴史小説にしたいのは夢ですが、そもそもが小説家にもなれていないので、夢もへったくれもあるものか、と言ったところです(..;)

既に書いている鬼退治三部作の最終版として、来目皇子の鬼退治は自由に創作してみようか、とは考えています。

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