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医療従事者を支援したくて100万円寄付した話

はじめまして、だんしゃく(あだ名です)といいます。

医療従事者の方々をめっちゃ支援したいんです。


コロナ対応で影響を受けていない人は恐らくいないと思います。

そんな中でも、自分は特に医療従事者を支援したい!と思っています。

なぜ医療従事者の支援が大事だと思っているのか

今は言うまでもなく、医療機関の余裕が足りなくなって医療崩壊してしまうことを防ぐのがとても重要です。

急速に病床や軽症者向けの施設なども確保が進んでいます。

医療用マスクや人工呼吸器など、たくさんの医療機器の確保も進んでいます。

しかし、急に増やせないものがあります。それが医療従事者です。

いくらベッドが大量に用意されても、そこで働く医療従事者は急には増やせません。

そうなると、医療崩壊を防ぐためにも、今いる医療従事者の方々に必要な業務に集中してもらうことがとても重要になると思います。

医療者従事者を待ち受ける現実

しかし、残念ながら現実は厳しいです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012367001000.html
>福井会長が医療従事者に対する偏見があると指摘し、子どもが保育所で預かりを拒否されたケースや帰宅時にタクシーから乗車を拒否されたケースなどがあったことが紹介されました。


いくつかのエピソードを見るだけでも、読んでいるだけで泣けてきます。

医療従事者の支援が足りずに、辞めていくことになれば、困るのは社会全体です。そして、実際に医療従事者の方の心が折れてしまい、辞める方も出始めています。

僕には医療の現場で働く友人がいるのですが、やはり今の状況は本当にしんどいと聞きます。途切れない緊張感、終わりのない不安、自分自身も感染するかもしれない恐怖、そうした中でなんとか目の前の患者を救おうと、ものすごいストレスの中で彼らは新型コロナと文字通り闘ってくれています。

患者を助けるために愛する家族と別居を決めたお医者様もいらっしゃいます。

しかし、現実には逆に厳しい差別や偏見にさらされてしまう人もいます。

現在の民間による医療従事者支援

そんな中、数日前に「医療従事者 支援」で検索してみてびっくりしました。
日本の民間で医療従事者を支援しようとしている活動がなんともまだ少なかったんです。

・comma teaさんのドリンクの無料提供
https://event-checker.info/comma-tea/
※4月6日(月)以降中止されることが発表されています。

・アパホテルさんによる医療従事者向けの宿泊を半額にする施策
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200403/k10012366641000.html

・CRISP SALAD WORKSさんの医療関係者へのサラダの無料配送
https://note.com/hiroshimiyano/n/n3c98c66ac604

などなど、逆にいうとそれ以外はほとんど見つけられませんでした。
(一部表明されているものはあるかと思いますが、実際にもう実行されているものは見つけられず。僕が見つけられていないだけならすみません。教えていただけますと幸いです)

こんな状況なのに、医療従事者の支援はまだ広がっているとはいえません。

自分は今仕事が忙しく直接の支援ができないこともあったので、
今回のコロナ対策の支援を、調べて知ったCRISP SALAD WORKSさんに相談して、100万円ほど寄付させていただくことにしました。
(自分は全然金持ちではないんで、給料数か月分が吹っ飛びました。それでもこの危機的な状況の中でコロナと闘う医療従事者の方々を応援したかったんです)

行政に寄付することももちろん考えましたが、「目の前で医療崩壊が起こりそうなスピード感」や「使途がどうしても限られてしまう(医療品や病床などが先行して、医療従事者のメンタルや食事などに効く施策はロジスティクス構築などや公平性担保の問題もありすぐにやるのは難しい)」などの観点から、あえて民間でやられている支援の動きを後押ししたいと考えました。これだけの緊急時では、民間でできることは民間でやった方が効率的なはず

医療従事者の方も当然ご飯を食べる必要があります。それを買いに行ったり、お弁当の準備をしている時間が少しでも節約できて、栄養価があるもので彼らの免疫力につながればと思います。

ギリギリの状態で闘っている医療従事者の30分の時間が節約できれば、30分多く寝られるかもしれない。子どもや大切な人と電話をして心をなごませられるかもしれない。

その余裕が、本当にギリギリな医療状態の中で、社会にとってものすごく重要な余裕になると思っています。

自分にも、高齢で基礎疾患を持った母がいます。もし母が感染してしまい病院にいったとき、「もう受け入れられない」という状況にもしなっていたらと思うと、まったく他人事ではありません。支援と言いながらも、自分自身のためにも非常に重要な余裕だと思っています。

医療従事者を支援しませんか


また、医療従事者の方々に対して時間的な余裕をもたらしたいというのもあるのですが、それ以上にこの閉塞感の中で少しでもコロナと闘おうとがんばってくれている彼らを応援したいんです。

自分は、病院もベッドもマスクも貴重な医療リソースだと思いますが、医療従事者の方々の精神的な余裕というのも非常に貴重な医療リソースだと思っています。

このギリギリの状態だからこそ、応援されてると思えるともう一歩立ち向かう気持ちになれるかもしれません。

もちろん、今経済的な危機も同時に襲ってきているので、他の方々にもみんな寄付しようとはいいません。
せめて医療従事者の方々への応援の気持ちを届けませんか。SNS上でもいいし、知り合いの医療従事者にLINEするでもよいと思います。
また、同じ想いの方や周りに医療従事者がいる方は、ぜひよかったらこの記事をシェア&拡散していただけませんでしょうか。

そして、今少し余裕のある方は、よかったら寄付もしませんか。
(孫さん、三木谷さん、前澤さん、HIKAKINさんやその他今余裕や影響力のある方もぜひ!)

CRISPさんは今日から、CRISP CONNECTという形で医療従事者の方々の支援を更にバージョンアップされるそうです。

https://note.com/hiroshimiyano/n/nf8b39b02b5d6

早速昨日4月6日から、都内のコロナ対策の最前線の病院(感染症指定医療機関)で希望された病院にサラダを届け始めてくれています。(かなりの数の申し込みが病院で働く方々からあったそうです)

もし他の医療従事者支援の動きもあれば、ぜひ教えていただけますと幸いです。

もっと他の支援の方法がいいとか、この支援の仕方でいいのかとか、NPOじゃなくて私企業でよいのかとか、募金しても詐欺に使われないのか、直接お金渡せ、など、いろんな意見があるのはわかります。(自分も、きちんと使っていただけそうかを重視した結果、個人であったり支援をやる「予定」の企業ではなく、すでに自分たちの負担でアクションを起こしていた企業を募金先に選びました)

しかし、我々の目の前で医療が危機的な状況にまで来ています。新型コロナは決して待ってくれません。東京を起点にものすごいスピードで新型コロナが襲ってくることが予想されています。それをスピーディーに迎え撃つためにも、本当にわずかばかりですが、インターネットの片隅から後方支援できればと思っております。

医療従事者の方々へ

本当にこのプレッシャーの中でお仕事をしていただき、ありがとうございます。
正直に言うと、自分は、「一緒に戦おう!」といった言葉は、おこがましく感じてしまったり、同調圧力を感じてしまうので、正直ちょっと苦手なんです。
ただ、ある小説の好きな一節に「人はそれぞれの戦場で戦っているんだよ」という言葉があります。自分自身も、外に出ないようにしたり、仕事も経済危機の不安の中で悪戦苦闘しています。医療従事者の方々も、高いプレッシャーの最前線で戦っておられると思います。少しの後方支援しかできませんが、お互いの戦場でそれぞれがんばっていきましょう!
医療の現場でも、その外でも、いろんな大変なことがあるかもしれませんが、こうして応援している人もいっぱいいるんだと思っていただけますと幸いです。


※個人的には、こうした動き以外にも、医療従事者の方々の余裕を作り出すために、例えば家事代行を無料で提供したりといった支援はできないものかと思案しております。
キャパがある家事代行業者の方で、この状況でも消毒や社会的距離をとりながら稼働できるような業者の方がいらっしゃれば支援できないかと思っておりました。もしそうした方いらっしゃれば教えていただけますと幸いです。


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