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養子について考える #1

突然ですが、今月は養子について考えるそうです。

養子問題に取り組む背景

発端はこちら。

ぷろおごは以前も「家なし少女」について言及していたこともあり、堕胎せざるを得ない女性の窮状についてはだいぶ詳しいと思われます。

この解決策として「赤ちゃんポスト」みたいなのがアイデアとしてありましたが、各所から怒られて実現していないのが実態です。

この辺をうまく改善できないかな、というのがぼんやりとした課題設定となります。

普通養子と特別養子

養子には2種類あるそうです。

普通養子と特別養子の違い
  • 普通養子は、親子になりたい人たちが法的に親子になるための制度

  • 特別養子は、親に虐待などされている子を守るために、法的にもとの親子関係を切断して養親と養子で親子になるための制度

という建付けになっているそうです。特別養子の方はちょっとハードルが高いので、カジュアルに取り組むなら普通養子かなぁと思ったりしましたが、養子界隈の実態は違うようです。

特別養子の必要性
0歳の特別養子は大人気

やっぱり血のつながりみたいなのはすごく強いようで、普通養子だと実親に親権を奪われてしまうのが問題のようです。しかし特別養子として小さいうちから出してくれる人はとても少なくて、なかなか養親になれないのが実態のようです。

登場人物の整理

一度ここで利害関係者をまとめてみます。

  1. 子供を出してくれる実親

  2. 子供を育てたい養親

  3. 養子となる子供

  4. 関係ない普通の人

ちょっと聞いた感じだと、この中で「2. 子供を育てたい養親」はそこそこの人数がいるようです。実際、里親について検索すると「養親」に向けた資料は山のように出てきます。しかし「1. 子供を出してくれる実親」に向けた資料はほとんどありません。そしてこの実親が圧倒的に少ないのが問題の根幹と思われます。

特に特別養子に関しては「虐待から子供を守る」という建付けになっているため、「実親=虐待している親」になりがちです。そりゃ数が少なくなるし、親権についても揉めやすそうな気がします。虐待している親は子供がいらないわけではないから、親権を手放していいと素直には言わないです。

また、その建付け上、「3. 養子となる子供」もそこそこ大きくなっていて自我があり、養親と馴染まないケースも多いようです。

そして、養子問題で一番うるさいのは「4. 関係ない普通の人」です。この人たちは自分たちに何も関係ないので、「子供がかわいそうだ」「家族のあり方が崩壊する」など好き勝手なことを言って邪魔してきます。「倫理」とか「正義」とか、あいまいな概念を振りかざしてくるのでとても厄介です。

課題解決の方向性

現状を整理すると、「家なし少女」などが「望まない妊娠」をしたとき、その子どもを堕胎するのではなく、0歳児の特別養子として出す選択ができれば、Win-Winになるのだろうか、というのがポイントになります。

アメリカではこの方法でうまくいっているそうです

これに対する課題を挙げて、対策を調べる、というのが次のステップです。

課題の例としては「養子に出していいと思っていたけど、実際に産んだら愛着が湧いて養子に出したくなくなった」という場合にどうするか、とか。他にもいろいろな意見が出ました。

産むも産まないも、選ぶ権利がある
産まないことへの社会的圧力が発生する恐れもある

安楽死ができるようになったら、早く死ねという圧力が生まれかねない、みたいな議論も以前ありましたが、似たような無言の圧力が生まれる懸念はありますね。

他にも、実親と養親のマッチングサービスみたいなのを考えたくなりますが、養子の斡旋は利益がからむと許認可が必要になるらしいので、やるならお金を介さない、儲けない方針で進む必要があるそうです。

法律には逆らえない
あいまいな養親というのも難しそうですがはてさて

まぁ特に決まりはないので、各自の気になることを調べていきましょう。アメリカの成功例があるならそれを調べるのもいいし、いろんな観点で深堀していくと、何か糸口が見つかるかもしれませんね。

強引なつなげ方もあり

今日のところはここまで。ではまた。


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