「実践コミュニティ」のお話。身近な例でいうと、最近流行のオンラインサロンですかね。どうすれば、実践コミュニティがうまく機能するようになるのか、について詳しく解説されていて、なるほどね~、といった内容でした。今日は本書の1~3章を紹介します。
実践コミュニティはなぜ重要なのか
これは近年生まれた新しい概念ではなく、昔からいろいろな形で存在していました。会社のような目的が明確な組織ではなく、技術者たちが日々の悩みを相談する交流の場のようなもの。なんの目的でみんなが集まっているのか、その価値をなかなか明確には言い表せないけど、確実に役に立っているなぁと感じる、人々が自発的に集まって活動する場。それが実践コミュニティだそうです。
近年、企業は合理化を進めすぎて、こうした成果の見えにくいゆるい繋がりを無駄なものとして排除してしまったと思います。しかし、この実践コミュニティこそが、創造性を高め、新しい価値を生み出す、とても大事なものなのだと筆者は言います。
実践コミュニティの3つの基本要素
領域
コミュニティ
実践
これら3つの要素をもつものが、実践コミュニティだそうです。
実践コミュニティを作ろう
ただの仲良し集団とか、趣味の集まりが、必ずしも実践コミュニティになるわけではないようです。いかに集団を実践に落とし込んでいくか、集まった人たちで何をやるか、が大事なんだと思います。
こうしたポイントを抑えることが、実践コミュニティには重要らしいのですが、どの項目も、読めば読むほど、確かに、と思わせるものばかりです。いまのオンラインサロンがうまくいっている理由がここに凝縮しているなぁと感じました。
三.さまざまなレベルの参加を奨励する
五.価値に焦点を当てる
六.親近感と刺激とを組み合わせる
ちょっと今回は引用ばかりになってしまいましたが、もう、言いたいこと全部書いてあったんで、何も補足することがない感じでした。これはすごい本です。