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ハムスターのハムちゃん

私はペットとかあんまり縁のない人生で、子供のころは金魚を飼ってたくらいだった。大人になってもペットとか飼う気は全然なかったけど、年頃の娘たちはペットが欲しい!という。猫とか犬とかは世話が大変そうだから嫌だと主張したところ、ハムスターならそんなに大変じゃないらしい、と娘は反論する。友達がハムスターを飼っていて、世話が楽と聞いてきたらしい。

それでも生き物を飼って世話するのはそれなりの覚悟がいることだ。思い付きで飼い始めるわけにはいかないので、まずはハムスターの飼い方に関する本を買って、世話がどれくらい必要なのかを調べてもらった。

それで、娘が責任をもって育てるというので、東急ハンズでハムスターおよび飼育セット一式を買ったのが2年前の8月だった。

ハムスター自体は2000円くらいで安いけれど、当然ながらエサや床材などのランニングコストはバカにならない。冬には寒くて冬眠しないように湯たんぽみたいなのを設置し、夏は暑くて死なないように24時間冷房。エサやりや床材の交換は娘が責任をもって全部やってくれたので、私はただかわいいハムちゃんを見ているだけでよかった。

手乗りしやすいジャンガリアンという種類のハムスターだったけれど、生後3ヶ月くらいまったく手乗りさせなかったら、死んでも手乗りしないハムスターになってしまい、結局最後まで手のひらに乗せることはできなかった。それでも背中をなでたりエサをやったりしながら、とてもかわいがって育てていた。

ハムスターの寿命は2~3年ということで、今年の6月あたりからめっきり元気がなくなってきた。エサもあんまり食べなくなり、回し車でも遊ばなくなり、だいぶおばあちゃんになってきたねぇ、という話をしていた。そして今月、気付いたらハムちゃんは巣箱の外で倒れていた。普段は必ず巣箱の中に隠れているので、外に倒れているのはおかしい、ということで様子を見たが、完全に息絶えていた。

ちょうど2年間。ただエサ食べて回し車を回すだけでハムちゃんは楽しかったのか、よく分からないけど、僕らはハムちゃんを家族の一員としてとても楽しく過ごせました。ありがとう。

にぼしが大好きで、パパイヤスティックが大好きで、その2つを与えると巣箱から出てきてむしゃむしゃしてくれて、とてもかわいかったです。

最後は庭に埋めて、目印となるようにお気に入りの石を立てておきました。また少ししたら、新しいハムスターを飼おうと思います。

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