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第5回 毒親ラジオ

毎週火曜日22時から40分間、ZOOMを使って皆さんと毒親について語るラジオ番組も第5回目を迎えました。ちなみにこれ全8回で終わりと決まっているので、残り3回なんですね。早いもんですね。

今日は全体的に明るく温かいお話が多かったので、毒親よりも良い親に焦点を当てた方が精神的にも有意義じゃないか、って思ったりしました。

一人目:陰キャの子は陰キャ

学校参観で自分の娘の様子を見る機会があったけど、昔は仲良かったはずの友達と今はあんまり仲良くできていなさそうで心配している。ちゃんと小学校でうまくやっていけているのか、口を出したくなってしまう。

でも思い返せば、自分が小学生のころは、親から「もっと友達と仲良くしなさい、そんな性格じゃダメだ」みたいなことを散々言われて辛かったとのこと。別に友達とべったり仲良くしたいわけじゃない、そういう性格の小学生だっているということを認めて欲しかった。そんな自分が親から受けた呪いを、また自分が娘にかけようとしているのではないか、と気が付いたとのことでした。

私も、親と子は似たような価値観を持つと思っていましたが、いざふたを開けてみると、やっぱり十人十色なんですよね。子供と価値観が合わないこともよくあります。そういうとき、自分の子供だからとねじ伏せるのではなく、相手も一人の人間だと思って相手の価値観を尊重すること、これは思った以上に難しいです。

赤の他人なら多様性があっても受け入れられますが、自分の子供は、本当にそれでいいのだろうか、間違っているとしたら、ちゃんと矯正してあげなきゃいけないんじゃないか、という毒親の呪いが脳裏をよぎるんです。不思議ですね。でも、これは毒親かもしれない、と一歩引いて自分を見ることができたら、それだけでも十分素晴らしい進歩だと思います。自分を客観視するための鏡を、ラジオを通してもっとたくさん磨いていきたいです。

二人目:お母さんの毒を抜いた

お母さんと、価値観とかモノの見方が違って、自分ではいろいろ考えているのに、お母さんからは何も考えていないように見られていた。早くこういうことを考えなさいとか急かされて、自分ではちゃんと考えてたのに何も分かってくれない、と不満だった。

ここまではよくある毒親エピソードですが、なんとこの方は、自らお母さんに説明したそうです。人にはいろんな考え方がある、私はこういう風に考えていて、お母さんとは違うけど、そこを分かってほしい。そしてお母さんも、なるほど、と理解してくれて仲良くできるようになったそうです。

むしろ、私の方こそお母さんの考え方をきちんと理解してあげれなくてゴメンね、と謝ることもできたという。なんとできた子供なんだろう。すごいですね、毒親の毒を抜くとか、初めて聞きました。

私は毒親にならないことを目標にラジオを始めたわけですが、親子の形って本当に千差万別で、聞いてるだけでも面白いですね。私の娘も、そんな寛容で優しい子になって欲しいなぁ。

三人目:0歳児を育てているお母さん

生後3ヶ月の赤ちゃんを抱っこしながらラジオに参加してくれました。お忙しいところ、ありがとうございます。

ご自身は4人兄弟の末っ子で、特に不自由なく育てられたとのこと。今は、兄たちと育児の話をしているとのことで、身近な相談相手がいるのは心強くてとても良いと思います。

このラジオではいろいろな家族のエピソードが聞けるので、それも参考にしていきたいとのことでした。ありがとうございます。

子育ては年齢によってやることが全然違いますからね。私は娘が小学生なのもあって、どうしても友達関係とか勉強とかに話の関心が向いてしまいますが、乳幼児期は、とにかく話しかけてあげてください。注意を向けてあげることが、赤ちゃんへの最大の贈与です。

でも、一番大切なのは、親自身が幸せになることです。子供のために自己犠牲を払うのは、よくありません。親が幸せじゃないと、子供は幸せになれません。自分を押し殺さないように、時には子供と距離を取ってでも、自分を大切にする時間を作ってあげてください。

おわりに

いろんな話を聞いて、毎回こうしてnoteにまとめていますが、これもあと3回かぁ、と思うと、どうやって終わらせたらいいんだろう、とか考えちゃいますね。別に最後までいつも通りで問題ないとは思いますが、いろいろ考えてしまいます。私は、このラジオを通して成長できているのでしょうか。

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