海の中に星を見る
青い透明な液体の向こうに
足を踏み入れるのは少し怖くなるような
深く暗い世界が広がっていて
そこに延ばした足先だけが
透明な液体と濃い暗がりの境界線を越えていく
それはまるで成層圏を抜けていく瞬間のような
この世界であり
隔てた向こう側の世界の様でもある
その証拠に
星屑が散らばるように
ペンタグラムが其処彼処に顔を出している
✴︎
向こう側の世界もまた
終わりなく
続きがきっとある
海底は終わりではない
2021.02.14
DANPEN
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