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営業道

営業やマーケティングの世界ではや22年。

セミナーのプロデュース、営業会社の顧問、

美容矯正サロンの代表、ホルモン焼き屋のオーナー。

そして、禅僧でもあります。


いろいろと娑婆の世界ではやらせて頂いていますが、

全ては「営業やマーケッター」としての役割。

それもこれも、最初の一歩が合ってのこと。

最初の一歩はこんなでした。

。。。

大学を卒業して、リクルートの求人事業にて

求人広告の営業から社会人人生はスタートしました。


最初にお仕事を頂いたのは、

横浜にある小さなIT企業さん。

なんも知識も経験もない新人が飛び込みで

入った会社の専務に応接室まで通されてしまった。

「丁度、人が足りなくて困っていたんだよ~」

とご相談を。


「えー!( ゚Д゚)相談されても分かんないよ!」


とビビりながら、


「ITの採用のスペシャリストが社内にいますので」


と先輩を連れてくることを約束して次回の

アポイントの日程を頂いて帰った。


メーカーでも、飲食でも、派遣でも、なんでも

詳しい人は実は同じメンターの先輩。


次回のアポイントに行くと、サラサラと、

IT人材マーケットの現状や他社の事例などをお話しいただき、

中途転職情報紙の週刊ビーイングのB4サイズを契約。

確か30万円。

「30万も払うんだ・・!」

と当時はビっくりました。

まだGW前の4月末で、支社の同期で一番最初の契約。

支社に帰る道で、歩道橋の階段を降りながら

「初受注してどんな気分だ?」

と言われたけれど、

「あんたとんでもなく、スゲーよ」

しか思い浮かばなかったのを覚えています。

。。。

営業マン時代は、営業目標を外すことは

あまりなく、結構、売れていました。

でも、絶対に一番になってやる!みたいな気概は

全くなく、数字に対しては貪欲ではなかったと思います。


当時はただ、お客さんの社長が飲み連れて

行ってくれたり、遊びに連れていってくれるのが

楽しいので、仕事か遊びかよくわからない感じで

仕事をしていました。

もちろん、採用の提案などは

しっかりやっていることが前提です。

。。。

お客さんの距離が近いと、自分で

担当しているときは良いのですが、

移動などで担当変更になった際、後任が困ります。


「団平さんのあとは担当したくありません」


と言われたこともよくありました。

当時の上司に、


「お前だけが出来ても、再現できなければ組織人としては

ダメだ。誰でも出来るように再現方法を考えてみろ」


と言われましたが、本人は特に考えて狙ってやっている

わけではなかったので、当時は良くわかりませんでした。


社内論文にまとめようと書いてみましたが、

・〇月〇日初回訪問

・〇月〇日〇〇社長と呑みにいく

・〇月〇日契約


と小学生の日記のようで、エッセンスが

全くなにか分からない・・・。

そんな長嶋茂雄的な感じでした。


ちなみに長嶋茂雄さんとは、

大学も学部も誕生日も一緒です。

。。。

この課題は、ずーっと頭の隅にありながらも

形にはならず、管理職や代理店SVなど様々な職務に

着かせて頂いたのち、

2009年にリクルートグループを卒業しました。

。。。

独立してから、自分で営業するだけでなく

WEBマーケティングの力が必要だと思い、勉強をしました。


WEBマーケティングは「直接会って仲良くなる」という

ことが無い分、そのプロセスをメールや動画で作ってゆきます。

それを学ぶ中で、自分がやっていたことが、整理されゆきました。

さらに、マーケティングのことを沢山学びました。


ボブ・バーグ、ジェイエイブラハム、神田正典先生などは

講座を受けたり、本を読んだりと沢山、学ばさせて頂きました。

。。。

そこで出た結論は


「営業はお客さんとの立ち位置をどこにとるか」


がほぼ全て。

どんなに営業マニュアルを整備しても、

ロープレを繰り返しても、

「立ち位置」

が整っていないと売れません。

立ち位置とは、

「どういう心構えでお客様と対峙するか」

ということです。

そこにたどりついたけれど、

では、良い立ち位置を「どんなお客に対しても再現する」

にはどうすればよいのか・・・


当時は、

「人に会っている量と幅」

を経験しないと、それは身につかないというのが

結論でした。ですので、そのような環境下にない

人は能力を開発することができないと思っていました。

。。。

さらに、様々な勉強をしてゆく中で、

量子力学について学ぶようになりました。


一番のきっかけは、船井総研の創業者

船井幸雄さんの書籍

「人間のあり方」です。


今では大分、量子力学のことは様々なシーンで

語られるようになりましたが、98年に書かれている本で

思いっきり、波動とか念について書かれています。

日本トップクラスの現役経営コンサルタントであった

船井幸雄さんが、98年にこの辺りのことをガッツリ語っています。


当時は、オカルトやスピリチュアルに走っておかしくなって

しまった、、、、と言われていたそうです。


この時代にこの立場で、こんなことを言うのは

スゴイ勇気だと思います。

仮説ではなく、確信をもっていないと

書けないことだと思います。

それくらい、すごいことを書いています。

ご興味ある方はご一読頂けたらと思います。


その本の中で、ご紹介されている

京都大学の物理学の教授の天野仁教授。

天野教授は、ノーベル物理学賞を受賞した

湯川秀樹さんの研究室で素粒子論を

研究されていました。


天野教授は、97年に発表した

「宇宙の存在に癒される生き方」

の中で、波動やオーラ、念などを素粒子論を

交えて説いています。一流の物理学者が97年に

こんなことを書いていたというのも、衝撃です。

もう絶版となっている本ですが、ご興味ある方は

是非、中古本などでも読んで頂けたら。

。。。

そんな勉強をしていく中で、長い年月を

掛けて蓄積された経験と知識で出た仮説は

売れる営業マンは

「売れる波動」

を出している、というものです。


そして、その波動は、坐禅をしてゆく中で

再現できるようになってくるという

ことも体感としてわかってきました。

。。。

合気道や鹿島の剣などの古武道を習ったり、

神道を学ぶ中でも、段々とその仮説は正しいことが

分かってきました。

。。。

今は、営業会社の顧問として、営業マン育成の

コンテンツとして、自身の立てた仮説をお伝えし

どのような結果が出るかを見ています。

。。。

先日、研修中に、入社1ヶ月の営業マンが


「自分の今の営業の立ち位置が

ずれていることに気づきました」


と言っていた感想を聞いたときに大分、

進んできた実感がありました。

『自分の立ち位置が、ずれている』

ということに気づける、というのは彼にとっては

ものすごい近道を手にいれていると思います。


そんな発言を聞くにつけ、

きっとこの仮説は正しいと確信に変わってきました。

営業ですので、数字で結果が出てくれば

本人にとっても確信となってくると思います。

。。。

営業という職種は、これといった資格もない

職業ですし、なんとなく、一般的には

「売り込む、売り込まれる」

というイメージがあり、好かれていません。


ですが、突き詰めてゆけば、これほど人として

成長できたり、素晴らしい出会いに恵まれる職業も

ありません。


これからは、新たな役割の一つとして、

営業を通じて、よりよい人生を歩む方を

増やしてゆく活動もしてゆこうと思います。












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