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【機器で悩む?】古いカメラ?何も問題無いです

「良いカメラがあればもっと良い写真が撮れるよね」

確かにその通りです!

「じゃあ最新のカメラを買えば、今自分が撮っている微妙な写真もインスタ映えしたり、子供が可愛く写真が撮れたりするって事ですね!!」

いいえ違います!

お疲れ様です!秦野です。

現在、2022年頃から広島でホームページの制作とカメラマンの活動を個人事業として行っています。作ったホームページは30以上、撮影は政治家・モデル・経営者・俳優の方など様々です。勉強会や個人レッスンなども行っています。

今回は「古いカメラでも問題ない」というお話をしていきます。

夏ですね・・・カメラを持っている方はこの季節、何かしら写真を撮りたいと思っていることでしょう。

そんな中、「中古で買ったこんなカメラじゃ微妙な写真しか撮れない」と嘆いている皆さんへお話していきたいと思います。

唐突ですが、2009年発売のCANON EOS7Dという一眼レフカメラで撮影した写真をご紹介します。


布団に潜り込んでいる我が子
いっちょ前にソファでスマホを触る我が子
すりガラスの向こう側からこちらを除く我が子
ニンマリ
暑いので服を脱いでスイカゲームで遊んでいる我が子

どうでしょうか??全然問題ない写真ですよね。(我が子100%でスミマセン)

ちなみにこれらの写真は、ストロボで光を作って撮影、編集ソフトでレタッチを行うなどRAW現像してJPEGに出力した写真です。

「なんだ、ストロボとか編集ソフトとか使ってるのか」

と思われたかもしれません!

一応私は比較的新しいカメラも持っていますが、行うことは全く同じです。
ストロボを使いますし、編集ソフトで僅かですが明るさ等を調整することだってあります。

ここでお話したいのは

カメラは古くても良い感じの写真は撮れますよ👍

という事です

新しいカメラが古いカメラと比べて得意なことは「動き」と「暗所」

新しいカメラが古いカメラと比較したときに得意なことってなんでしょうか?それは「動いているものを追う」ことと、「暗いところでも明るく撮れる」事です。

冒頭に「古いカメラでも良い感じの写真は撮れる」と言いましたがもちろん難しいこともあります。

例えば「子どもの運動会」。

最新のカメラで撮ると、動く子どもたちを的確に捉えてしっかりとピントの合った写真が撮れやすいでしょう。

一方で、冒頭に紹介したCANONのEOS 7D(2009年のカメラ)で撮影するとピントの合わせが難しく、失敗してしまう写真が比較的多くなってしまうかもしれません。

例えば「雨の日の室内」。

最新のカメラで撮ると、薄暗い室内でも明るく綺麗に記録することができます。

一方で、同様のカメラCANONのEOS 7D(2009年のカメラ)で撮影すると、記録はできるものの写真がザラ付いてしまいきれいな写真とは言えないものになってしまうかもしれません。

このように、【機器の性能】という部分に頼る写真の場合はやはり新しい、古いという部分に差が出てきます。

逆に言えば【機器の性能】に頼らない部分については、古くても新しくてもそう変わったものではないという事です。

古いカメラでも綺麗に写真を記録する方法

それはズバリ「強い光を使う」です。

確かにEOS7Dのような15年前のカメラでは、今の新し目のカメラと比較すると移動する物体や暗所での記録は難易度が高いかもしれません。

しかし、カメラとはあくまで光の記録。

センサーの性能とは光の感度と補正であって、強い光があればさほど高性能なセンサーはそこまで重要ではありません。

強い光とは

  • 太陽の光

  • ストロボを使った光

この2点です。

つまりは

  • 晴れ日での撮影

  • ストロボ光を使用した撮影

この環境下であれば
EOS7D(15年前)くらいのカメラでも問題なく撮影が可能です。

「いやいや、めっちゃ拡大してみると画素数の違いとかで古いカメラのほうがぼやけているぞ!」

という方もおられるかもしれませんが・・・

おそらく実際に撮影した写真を、画素数の違いがわかるレベルまで拡大して確認することはまず無いはずです。

このCANON EOS 7Dは1800万画素です。
もはやスマートフォン以下の画素数です。

iPhone14Pro以降のメインカメラは4800万画素、最近のAndroidスマホに搭載されているメインカメラは1,200~2,400万画素程度のものが主流

・・・ですが、良い感じの写真を撮影することは可能です。

購入検討場合、大切はレンズ、暗所撮影はクリップオンストロボを検討

どうしてもカメラ本体に目が行きがちなのはめちゃくちゃ理解できますが、実はレンズもカメラ本体と同じくらい大切です。

写真は光の記録です。

記録をするカメラ本体の役割もめちゃ大切ですが、
その光を取り込むレンズは同じくらいに大切です。

もしもカメラを購入、もしくは買い替えを検討されている方は
レンズの方に是非目を向けて見てくださいね。

レンズについて詳しい話はまた別の機会にしたいと思います。

あとは古いカメラを使っている方で暗所撮影(室内撮影)を行う場合は【クリップオンストロボ】の購入も併せて検討してみてください。

古いカメラでも良い感じに撮影できる【強い光】を暗所でも再現できる便利な道具です。

失敗を減らしたい場合はカメラ本体にコストを払うことも大切

私、失敗したくないんです。

という方の場合は、新し目のカメラを検討することをおすすめします。

ここまでで伝えたいことというのは「古いカメラでも良い感じの写真は撮れるよ」という事でした。
古いカメラでも強い光を使えば綺麗に記録を残せる、レンズが大切、ストロボも良いよ」、というお話でした。

しかし、今の時代に古いカメラを使った撮影というのは

ある程度失敗しても問題ない撮影
熟練のカメラマン

この2通りの場合のみかなと考えます。

つまり、プライベートである程度失敗しながら撮影をすることができる場合、もしくは昔からカメラや撮影技術に長けた方が使う場合においてこの古いカメラでも大丈夫!と言えるのかなと考えています。

なので

逃したくない一瞬を撮る場合
動きや暗所でのビジネス的な撮影依頼

と言った失敗することが許されないケースの撮影に臨む場合は
比較的新しいカメラは検討する価値は大いにあると考えます。

プロカメラマンが新しいカメラを使っている理由の多くがこの

【失敗を限りなく少なくする】

という目的を持っている場合が多くあります。

もちろんカメラメーカーがスポンサーの場合だったり
カメラマン自身の趣味嗜好だったりと様々ですが・・・

少なくともビジネス目線で考えると
カメラマンとして最大限失敗のリスクを軽減する目的で
最新機器の導入は検討する価値は大きいと考えています。

・・・ただビジネス目線だとコスパ問題もありますけれどね(トホホ)

まとめ

今回は古いカメラでも良い感じの写真は撮れますよ。

というお話をしました。

新しいカメラは「動き」や「暗所」に強いけども
それ以外は古いカメラでも問題なしということでした。

古いカメラでも「強い光」を使えば綺麗な写真が撮れるというお話でした。

購入を検討している場合、レンズも大切で、室内撮影するならクリップオンストロボをオススメする、というお話でした。

撮影の失敗を減らしたい場合は新しいカメラを検討することが大切、というお話もしました。

今からカメラを始めたい方は、高額なカメラよりも手頃な中古の古いカメラから触ってみることをおすすめします。

古いカメラをお持ちの方は、今持たれているカメラで撮りたいものが撮れるかどうかを再度チャレンジしてみてはどうでしょうか?

カメラは光を記録する機械です。

何をどうやって記録するか・・・と言うところに
様々な人の考え方、目的や技術等の変数が絡み合って
写真の価値がつくられていくものです。

あなたの撮りたい写真とは何でしょうか?
その目的は何でしょうか?

それを考えると、カメラが古い新しい
それらはあまり関係ないことなのかなと感じます。

ぜひ改めてあなたの撮りたい写真と向き合ってみては如何でしょうか。

それではまた!



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