【出版社DX】在庫検索対応機能、あるいは土曜日のお客さんと本屋、月曜日の出版社が幸せになる方法
ある土曜日、本屋さんで聞こえてくる対応
「出版社の在庫を確認するので、週明け月曜日に確認後、取り寄せできるかどうかになります。」
「それなら、やめときます」
取り寄せ対応。どうやら取り寄せはされなかったよう。
お客さんと本屋さんの、機会と時間の損失がなんとももったいないな、とひとごとながら毎度感じてしまう。
在庫があるかどうかだけでも、出版社サイトで分かるといいのにな。書店向けで在庫確認できれば良いのにな。
土曜日のお客さんと本屋、月曜日の出版社の幸せ
DXだとか、システム実装、リニューアルだ、とか仰々しくなくてよくて、
・在庫表を貼っておく
・日々更新する
・受注フローも全パターン案内する
これだけで、土曜日のお客さんと本屋さん、月曜日の出版社の幸せがひとつ増える。
在庫表は、
・表テーブル
・Googleスプレッドシートの埋め込み、読み込み
・データベースからの読み込み
日々更新は、
・手入力
・在庫データと連携
受注フローも全パターン案内は、
・書店の属性別に対応パターンを案内する
・フォームで個別案内する
・受注フォームまでつくる
閲覧者の制限や実数の非公開は、
・ページのパスワード化
・発注数に対応可能かどうか
などパターンはあるけど、すべて簡単な方法から始めれば、すぐにできたり。
地場の立体的な経済にある可能性
土曜日のお取り寄せをやめたお客さんは、隣町の大型本屋さんへ依頼したか、オンライン書店で発注したか。そもそも買うことをやめたか。
もし、土曜日のあの瞬間に在庫確認依頼ができたとしたら、リアルな地場の本屋さんに訪れたお客さんが自社の本を求めている事実を、出版社は知ることができる。
その経済の立体感は可能性とも言い換えることができる気がする。
正味、データができることで、出版社さんにもある電話やFAXの受注のデータ化の作業効率などもはかれたりもする。
ほんの少しでいいからデジタルを取り入れるだけで、その本を取り巻く経済がより幸せになる。
という話。
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