2月22日 日記

 目が覚めたのは午前4時だった。僕の記憶は午後9時で止まっているから、7時間くらいは寝れたらしい。お陰で僕の頭は透き通っていた。この時間帯の空気と同様に。今朝の発見は、何時間も起き続けて迎える日の出を迎えない深夜とも朝方とも言い難いこの午前4時と、早起きして迎える午前4時がまったく違っていたことだろう。しかし、僕はこれを言語化出来ないのが残念だ。思い付いた時にでも書くことにする。
 朝起きてしたことと言えば、水を飲み、蜜柑を食べたこと。それから、読みかけの「ノルウェイの森」を読んだ。読んでいると居心地の悪い気がして、顔を洗った。牛乳を飲もうと思ったが、些か気ものってこないので再び本を手に取った。村上春樹と朝方と深夜はどこかに類似性を帯びている気がすると思うのは、僕が今の時間を心地よく思っている証拠だろう。
 しかしまぁ、朝からこんなことを書く自分も自分だが、書きたくなったから仕方ないか。乱雑な文章はきっと朝のせいだ。
 カーテンの間から憎いほど綺麗な月が僕を見下している。

本を買います。