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【不妊治療】経験上、病院選びのポイントは4つだという話

不妊治療は専門的でわかりにくいと感じられるかもしれませんが、そんな不安や疑問をたくさん抱えて治療にあたるのは、気が進みませんよね。

特に男性は病院が嫌いですから本当に行きたくない旦那さんが多いです。

実際私も不妊治療するまではほとんど病院なんて行ったことありませんでしたし、勝手がよくわかっていませんでしたというレベルです。

少しでも不安を軽くし、安心して治療できるように、病院選びのポイントについて説明します。

ポイントは大きく分けて4つです。

不妊治療は何科を受ければいいのか?

女性の年齢がまだ若く、避妊期間も短い場合には近所の婦人科へまず行ってみるのがいいです。

30代後半、40代の場合には、不妊原因が見つかった場合に、すぐに治療に入れるということから考えて不妊専門の方がいいと思います。

また、近所の婦人科に産科もある場合には、妊婦さんや赤ちゃんも診察に訪れます。その姿を見るのが苦しいという思いがあれば不妊専門の病院・クリニックの方がストレスが少ないでしょう。

男性だけの場合は泌尿器科でまずは精液検査を受けましょう。男性の不妊原因はおよそ50%にも及んでいます。

女性の検査や治療は心身ともに負担が大きいのでまずは旦那様のみ検査を受けてみるのもいいかもしれません。

精液検査は今では自宅でも簡単にすることが可能です。ただし、結果が悪く病院へ行ったとしても再度病院にて精液検査をすることになるでしょう。

しかし、日々の精子の状態を確認したり、とにかく精子が作られているのかどうかだけでも知りたい場合は是非行ってみてください。

大きな病院かクリニックか

大学病院や総合病院などでは、医師の数が多いので担当医制をとっているところでなければ、診察の度に医師が変わることになります。

また、クリニックでも複数の医師がいる場合には同じようなことがあります。担当医制の場合には、基本的には同じ医師が診療を担当するでしょう。

同じ医師でなくても大丈夫であれば、複数名の医師のいる大学病院や総合病院、クリニック。

担当医がかわるとコミュニケーションをとるのが大変かもと心配であれば担当医制、または1人の医師が診ているクリニックがいいでしょう。

私は1人の医師が見ているクリニックにしました。人が変わると判断もかわるかもしれないと考えたからです。そこはご夫婦が相談して決めるといいでしょう。

通院のしやすさ

不妊治療は、自分の都合で進められるとは限りません。

仕事やさまざまな用事よりも優先させなければならないことも出てきます。そのとき、通院のしやすさは重要なポイントになります。

自宅と病院まで、または職場から病院までの交通機関は何か?時間はどれくらいかかるか?マイカーを利用する場合には、駐車場の問題などもあります。それぞれの費用も合わせてチェックしておくといいでしょう。

私の場合は隣の市まで車で通院していました。1時間かからないくらいです。多少大変ではありますが、距離よりも信頼できて、実績のある、評判のいい医師を選ぶことも大切です。

当然中には飛行機で九州などまで行って治療を毎回するご夫婦もいます。

営業時間も重要です。仕事をちょっとでも早上がりできたら間に合うのであれば「あり」だと思います。

評判はどうか?

本や雑誌、インターネットなどで目星をつけた病院やクリニックのことを調べるべきです。

その病院、クリニックの特徴がよくわかりますし、治療方針もよくわかります。インターネットでは、自分の気になるキーワードをいくつか重ねて検索してみてください。

治療成績については鵜呑みにはできません。病院、クリニックごとに算定方法に違いがありますので、参考程度にしましょう。

友人等から評判の良い医師や病院を聞くことも重要です。

日本生殖医学会のホームページには生殖医療専門医の一覧と病院名が記載されています。この一覧からお住まいの地域から近い病院を探してみるのもお勧めです。

経験者から一言

年齢が若くても、そうでなくても妊娠できる期限は決まっています。

あれやこれやと生活していると年月はあっという間に過ぎていきます。

今は大丈夫でも数年後、忙しくなって通院できる状態ではなくなるかもしれません。

いつから行けばいいのかで悩んでいたら、できるだけ早めにというのが私が経験から学んだ事です。

不妊治療の初診は誰でも緊張します

初めて不妊外来へ行くときは非常にドキドキするものです。私も妻と一緒に初めて受診して、精液検査を受けたときは緊張しました。

ネットや友人から色々聞いて調べて、相談した上で決めたクリニックでした。

やはり辛かったのはお子様連れの方がいたり、スタッフが女性だったところです。

待合室で待っているほとんどが女性ですし、男性が私だけというところが非常に嫌な感じだったことを覚えています。採取した精子を渡す人も女性でしたし。

それでも夫婦の宝物ができるかできないかは人生で非常に大きな岐路だと思います。

旦那様は病院に行き慣れていませんよね?それでも奥様は子供が欲しくて欲しくてたまらないのです。不安なのです。

旦那様だけ、奥様だけではなく、できれば夫婦二人で外来に足を運ぶべきだと思います。


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