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精子が少ない!乏精子症でも妊娠は可能か?という話

精液検査を行って精子の数や状態によって4つに大別されます。乏精子症、精子無力症、精子奇形症、無精子症。

今回はこの中でも最も多い乏精子症についてです。

精子が少ないと言われました。どうすれば改善できますか?
乏精子症で悩んでいます。何をすればいいでしょうか?
乏精子症でも妊娠は可能ですか?
夫が精子が少ないと診断されました。何かできることはありますか?

精子が通常よりも少ないと診断されると、こんな悩みがたくさんでてくると思います。

実際、私も乏精子症と診断されて男性不妊だったのでどういう気持ちなのかは痛いほどわかります。

精子の基準値 WHO

WHOが定めている精子の基準値になります。

精液正常値

男性不妊の疑いがある場合、精液検査を行い、上記数値と照らし合わせて原因を突き止め、改善を行っていくことになります。

1ml中に1500万とありますが、これは妊娠した人の中で一番少なかった人の精子が1500万だったということです。1500万いれば絶対妊娠するという数値ではありません。

病院やクリニックの判断にもよりますが、6000万以上が正常値、5000万程が軽度乏精子症、1000万以下が中程度乏精子症、100万以下が重度乏精子症と診断される傾向があります。

精子が4000万いることで自然妊娠が可能となります。

乏精子症の割合

乏精子症の割合はハッキリとはわかっていません。

ですが、無精子症は日本人男性の100人に1人と言われていて男性の1%ほどになります。

乏精子症はよく起こり得る症状ですので実際の統計データはありませんが、10%以上と言われています。

ブライダルチェックを行った時点で8%ほどの男性に既に乏精子症の結果が出ているそうですので10%以上は確実でしょう。

乏精子症の原因

乏精子症の原因にはどういうものがあるのでしょうか。

乏精子症は一昔前にはあまり聞かない名前でした。ところがここ数年で一気にクローズアップされてきています。

不妊で悩む夫婦の数が増加傾向にあるのはここ数十年ほどです。この数十年で一体なにが起こったのでしょうか?

それは生活環境の変化です。

日本人は昔ながらの日本食を食べる機会が減少し、食事が欧米化してきています。バランスの良い栄養を摂取することが精子には非常に大切です。

さらに運動不足やストレス、疲労といった現代人には常に問題視される内容が原因となります。

さらに追い打ちで新型コロナウイルスが蔓延しました。

研究によれば、コロナウイルス感染から回復した男性を調べた結果4分の1が無精子症か乏精子症だったそうです。

元々そうだったのかまでわかりませんし、まだ確実な事とは言えません。

乏精子症の改善方法

乏精子症と診断された場合どのような治療方法をするのでしょうか?

乏精子症の治療にはホルモン療法や漢方を使う療法があります。

ホルモン療法ではクロミフェン製剤という薬が処方されます。クロミフェンに関しては処方されないと手にいれられません。

治療の効果については、体調や年齢など人によって違うので、当然効果がある人もいれば、効果がない人もいます。

ホルモン療法はちょっと、という方は漢方とビタミン剤を使った両方を進める病院もあります。

乏精子症に効果があるとされる医薬品やサプリメントはたくさんありますが、どれがあなたに合っているかどうかは飲んでみないことにはわかりません。

実際、私は高度乏精子症でしたが、改善し二人の娘を授かっています。

乏精子症の改善方法の詳しい内容はこちらをご覧ください。

乏精子症で自然妊娠は可能か?

結論から言いますと可能です。

何故なら私はたった50万の乏精子症だったにも関わらず子供を授かったからです。もちろん50万のままでしたら不可能です。

しかし、生活環境を考え直し、改善し、精子に良いと言われているサプリメントの服用を数か月継続しました。

その結果、精子の数が200万、400万、900万と増え、2000万にまで達したところで奇跡的に妻が妊娠しました。

二人目の時は3000万まで改善できました。

もし50万の精子のままでしたら、自然妊娠は現実的に厳しいですが、顕微授精でしたら50万の精子でも可能です。

結論を言い換えますと、乏精子症でも、乏精子症を克服改善できれば自然妊娠は可能なのです。


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