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人は何歳まで妊娠できるのか?男女の妊娠限界年齢の話

妊娠には年齢という、誰にも避けては通れない容赦ないリミットがあります。そのため、妊娠のタイミングを逸したり、不妊治療に時間がかかることで、もしかすると子供を授かれない可能性もあるのです。

女性は何歳まで自然妊娠することが可能なのでしょうか?気になる方は最後までご覧ください。

男性は生涯精子が作られる

男性の生殖機能は35歳あたりから減退してはいくものの、生涯精子を作ることが可能です。

よって、妊娠の確率がゼロになるのは相当高齢になります。もしかするとゼロにもならないかもしれません。

男性で世界最高齢のパパになった記録としてはインド人の96歳というものが存在します。それほど高齢でも精子は受精可能ということです。

日本人の記録の場合70歳前半という年齢はたまに見かけることができますが、誰しも70代で男性機能が元気かというとその確率はかなり低い。

男性機能の衰えは普通日本人の場合60~70歳に襲来しますので、90代で射精できるインド人の男性機能をほめるべきでしょう。


しかし、女性の場合はそうはいかないのです。

女性の自然妊娠限界年齢

女性は生まれながらに生涯生産できる卵子の数が決まっています。それ故、年齢を重ねるにつれ、卵子の数が減少し、妊娠の可能性が低くなってしまうのです。

こちらのグラフは厚生労働省がまとめた出生率と年齢のグラフになります。

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晩婚化が進んでいますので昔よりもグラフのうねりが低いのですが、出生率が下がっていくタイミングはどの時期も同じなのがお分かりいただけるでしょうか?

30代中盤から後半にかけて一気に減少し、42・43歳辺りになるとほぼゼロに近づいています。

統計や更年期の時期などからも女性が自然可能なのは42~44歳辺りということになります。

当然これには賛否両論あり、病院等で47歳で妊娠している女性を見かけることもあるでしょう。しかし、その方は高度不妊治療で妊娠しているかもしれませんし、自然妊娠だとしても奇跡に近い確率となります。


逆に30代後半でも、何度挑戦しても自然妊娠できない人もいます。

あまりにも確率がゼロに近い希望を信じさせ、生涯を不妊治療に当てることを良しと思わない医師もいらっしゃいます。

そういうこともあり、女性が自然妊娠可能な年齢は42~44歳とするのが妥当かと思われます。

また初産か二人目以降かでもその確率は変わります。

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こちらは妊娠経験あり・なしの妊婦さんの6か月スパンでの自然妊娠率をグラフにしたものです。

やはり30代後半から確率は低下していますが、妊娠経験がない女性の場合、圧倒的に確立が低下しているのがわかるかと思います。

妊娠経験がある場合の方が40代以降の自然妊娠に期待ができるというわけです。

高齢出産はリスクが高い

高齢になるにつれ、流産の確率が高まる事を忘れてはいけません。

妊娠の7分の1は流産になることが統計からも判明しています。そして40代の流産確率は高く、20代のそれとは違います。

それだけではなく、胎児の奇形リスクや障害リスクが高まるという事も覚えていてください。

子供が欲しいという気持ちは痛いほど理解できますし、高齢であっても諦めずに努力する姿勢には頭が下がります。

しかし、40代後半で、検査等で奇形や障害のリスクやその存在が確認されているとわかっていながら出産することには賛否両論あります。

その状態で生まれてきて、ほとんどを病院内で過ごし、大半を管が繋がれた状態で治療を受け、退院する日を待ち続けていることは果たして幸せでしょうか。

答えはでませんが、一方では親のエゴであるという意見も当然あります。

生まれてきた子供には何の罪もありません。

どちらにしろ、生まれてきた子供を、責任を持って最後まで育て上げることが親の務めであり、その覚悟がない人は妊娠を目指すべきではないと考えるのは私だけではないはずです。

女性は何歳から妊娠できるのか?

では逆に、何歳から女性は妊娠できるのでしょうか?

女性が妊娠するには性的器官が成熟していないと妊娠しません。子供の場合、性的器官はまだまだ未熟ですが個人差がありますので、人によっては早熟な場合があり、妊娠の可能性はあります。

日本の場合、14~16歳という年齢で出産しているというデータはかなり多く、中には12歳という年齢も存在しています。

では世界で見てみると驚愕でした。

世界最年少で出産したのはペルー人の5歳という不滅の記録が存在しています。

しかし、若すぎる妊娠の背景には必ずショッキングな理由が付きまとっていますので、原因については避けますが、日本でも同じような内容があることは非常に心が痛みます。


結局何が言いたかったかというと、男性は、奥様の年齢という要因もしっかり考えて、子作りを考えるべきです。男性のようにいつでも妊娠可能なわけではないのですから。

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