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55歳 バツ2男の原田ひ香著「三千円の使いかた」を読んで

原田ひ香著「三千円の使いかた」読了しました

ある家族の、お金にまつわるお話・・・
節約家族とでもいいましょうか・・・そんな感じ

お金をどう貯めて、どう使うのか?・・・これがテーマなのかな?

次女(主人公?)姉、母、祖母・・・と一家の女性達目線で
綴られる、心温まる、いいお話でした
(父、あまり出番なし)


家族と言えども、お金に対する価値観や考え方は違うもの

日々の生活費、節約、貯金、不安、先への見通し

どんなに歳を重ねても、お金の悩みは尽きないものです・・・

どの年代にも当てはまる、お金の悩み、不安がでてきます

特に女性目線なので、家事をしながら、子育てをしながら
食事の用意をしながら・・・
家計というモノを常に意識して生活していかなくてはならない

男の立場からすると、肩身のせまいと言うか、面目ないと言うか・・・
とても反省してしまいます

ですので、男性が読んでも、今の自分の 立ち位置を再確認できる
内容だと思います
(もし、ヤバいと感じた男性の方は、もう少し奥さんや彼女の
想いに寄り添った行動なり、声かけをしてみてはどうでしょう)

〔私のようにバツ2に成ることはないと思います・・・(涙)〕


この物語に出てくる内容は全て
お金にまつわる、日常の「あるある」です・・・
多くの、奥さん、熟年夫婦、結婚を考える娘さん、そして老後を迎える女性
が「うん、うん・・・」と大きく、うなずいて しまうことだと思います

それを、とてもユーモラスに明るく、大事に、丁寧に
物語として書いてくれています

常に身近にある、お金の問題を
世代ごと
目的ごと
環境ごとに
わかり易く問題提起して、ストーリー化してくれている

自分ごととして共感できる出来事が満載なのが面白い

「他人は他人、自分は自分」よく言われることです・・・
私自身もよく自分に言い聞かせます

それでも、どうしても「隣の芝が青く」見えてしまう時がある
そんな心の葛藤も、思わず 「ある、ある・・・」と思って読み進める
果たしてどこに気持ちの落としどころをみつけるのか?
気になって、どんどん読み進めてしまう

最後の章も、とても興味深い内容で一気に読み終えてしまった

さて・・・結婚を決意した彼から突然に(次女の彼氏)
「俺、実は700万円の借金があると告げられました」
次女・・・困惑

それを娘から聞いた両親も困惑・・・

両親は娘の結婚を許すことができるのか?

そして次女も、果たして彼と結婚しても大丈夫だろうか?と
もう一度、彼との結婚について考え始める

さて結末はいかに・・・


とても面白かったです!😊・・・


福「この本を読んで少しは
    お前の老後のことをしっかり考えたまえ!」









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