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55歳 バツ2男の青山美智子「木曜日にはココアを」読んで・・・

青山美智子著「木曜日にはココアを」読了しました!

いゃ~良かった・・・

読み終わった後の余韻だけで30分は楽しめる

最初からの話を思い出して

ニヤニヤ、しながら・・・
うなずき、ながら・・・

そうか、そうか・・・
ん~なるほど、なるほど・・・と

ストーリーを振り返り、幸せな、優しい気持ちになれる

短編のような長編で、とても見事な構成に驚かされる
どの編も、何か特別な大事件やハプニングが起こるわけではない

次々と主人公が変わり、物語の目線も変わる

でも、この本1冊の物語として一つの糸で繋がっていて
「縁」で結ばれている

「優しさ」と言う大きなテーマに包まれて

その時に芽生える、それぞれの主人公の
不安や疑問や葛藤、そして喜び・・・

それら全ての想いを「優しさ」が
何気ない・・・「優しさ」が見事に覆いつくして
笑顔に変えてしまう

読んでいて、編 が終わるごとに思わずほほえんで
安心させてくれる

人と人との出会いは偶然ではない
全て必然なのだ

人と人とのご縁は奇跡であって
必ず意味があるのだ

と、あらためて 思わせてくれる内容に
嬉しさと充足感に満たされる

そして最後の 編 は絶品です

素晴らしい~!!!

ああ~誰か、こんな私にも
   暖かいココアを・・・~
     とバカみたいに妄想してしまう(笑)


今はニートで引き籠っている私でも・・・

砂漠の中をさまよっているような、私でも

この砂漠の山を乗り越えれば、
オアシスがあるのかもしれない・・・と

希望と夢を抱かせてくれるような、そんな
優しさに溢れた1冊でした

ああ~心が癒された~

面白かった~
ありがとうございました!


福「俺が注文したミルクまだ~?」





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