〇〇な1年にしてね!(11月エッセイ②)

 こんばんは、土曜の夜ダノです。今週のダノの表裏noteを公開します。タイトルは、『〇〇な1年にしてね!』です。私自身も誕生日を迎え、俗に言うラストティーンになりました。そこで、誕生日おめでとう連絡のセリフを自分でも考えてみました。

1.誕生日は終電。

 『東京原人』でも書いたように、今年の誕生日は、19年人間をやってきて初めて終電の中で迎えてしまった。飲食店で働いていると、完全閉店が22:00、閉店作業をして23:00。その日は特段忙しくて23:30までかかってしまった。施設に残業届けを書いて退館する。東京テレポート駅に着いたのが23:40分。家の近くのスーパーで小さなしょトーケーキでも買ってお祝いしようという計画は電光掲示板の「大崎行 23:44」の文字を見た途端に崩れ去った。ああ、今日中には帰れないな。仕方ない。ちょっと高いけど、コンビニのケーキでお祝いするか。まあ、勝手に誕生日前日にシフトを入れた私も悪いが。ため息をつきながら、大井町駅から大岡山駅の間で誕生日を迎えたことをInstagramのストーリーで投稿したら、多くの方々から「おめでとう連絡」をいただいた。主に大学の同期のみなさんだが、高校の同期も多かった。素直に嬉しかった。東急のふかふかの椅子がいつもより腰に響く。

 もう19歳だし、気分は30歳くらいだし、この期に及んで誕生日を祝おうとは思っていない。親から誕生日プレゼントをもらうことももうないだろうし、家族みんなでケーキを囲んで電気を消すとかももうない。そういうベタな家庭でベタベタに溺愛されて育った身としては、そういうのがないのは寂しい気もするが、自分で望んでこっちに来たので何も言えない。

2.おめでとうの次の一言

 大体、こんな時に来るものの大半は、「誕生日おめでとう」系のメッセージか、それを意味する花束、ケーキとかのスタンプ。その後に、楽しい一年にしてね!とか、充実した1年にしてね!とかのメッセージをいただく。めっちゃ嬉しい。嬉しくなったので、他の誕生日を迎えた方々にもやってみることにした。模範的なPTRなので(笑)、誕生日プレゼントにスターバックスのギフトカードを送ることにしている。フードチケット300円とドリンクチケット700円と合わせて1,000円の出費で済むのと、スタバが嫌いという人はあまりいないので、プレゼントの中でも汎用性が高い。世の男子にも参考にしてほしい。そこにメッセージを付けることができる。短くても心がこもってないように見えるし、長くても鬱陶しくなってしまうので、程よい長さにしないといけない。そこで、いつも「幸せが溢れる一年になりますように!」とか、「楽しい一年にしてね!」とか書いて、その前にちょっとした一言を添えるようにしている。その人との思い出とかね。

 でも、最近、その人に幸せになってほしくないって思わなくない?いちいち幸せになってねとか書かなくてもよくね?とか思うようになった時期がある。おめでとうだけで良くない?って。幸せになってほしいと思ってるからメッセージを送るわけであって、幸せになってほしくなかったら別に何もしないしなあとか思っちゃう。こういう人間だからモテないんでしょうね。今度からなんてメッセージを送ろうかなあ。募集中です。

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