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【子育てエンタメ日記】 〜思春期の法則を見つけた〜

〜思春期の法則を見つけた〜

毎年、梅雨のジメジメした時期に扇風機を出す。扇風機は毎年買った時の箱に解体して、収める事が我が家のルールになっている。

妻が作ったルールのおかげでだいぶ長持ちしている。実際に息子よりも年上にあたる扇風機で、今日も元気に稼働している。

当然、パパの仕事だ。
そして、今年も組み立ての時期を迎えた。
息子はもう思春期の中学生だ。
扇風機の組み立てくらいは、もう簡単にできるだろうと、息子にやらせる事にした。

「パパが扇風機を人生で初めて組み立てたのが20代前半で、息子が初めて組み立てるのが13歳になる。我が家の最年少記録を簡単に塗り替えられる。どうだ?挑戦するか?」

『こんなの説明書見なくてもできるよ!』

「本当か?それはすごい!」

思春期の〝操り方〟がいつの間にか上手くなっていた事に気付く。

案の定、扇風機の組み立てが完成した。
息子よありがとう!

しかし、ここで終わってしまっては、家族としてはもったい無い。

ママには、しっかり伝える。
息子が扇風機を組み立てたよ!すごい!って。伝える事でママが扇風機を使う度に一瞬だけ息子の事が過ぎるはずだ。言い換えばニヤニヤが止まらないはずだ。

そしてパパは、パパ業の仕事を一つ減らす事ができる。

息子は一つ経験値が増えた。

これで〝三人良し〟だ。

扇風機の他にも、パソコンのプリンター設定やプリンタートラブル、等ママが困った時に息子に〝頼れる〟ように、流れを作る。

と、カッコいい事を言いながら、パパ業の仕事を確実に減らしている。

息子は家の手伝いを一切しない奴だ。簡単なお風呂掃除も食器洗いもゴミ出しも掃除機もしない。断固として断る生意気な奴だ。

小学生の頃から農作業を必死で手伝ってきたパパとは、まるで正反対に育ってしまった。
でも反省はしていない。
同じ時代じゃないからね。今は令和だよ。
相変わらず古い考えは持たない事にしている。

でもどうだ?
息子が得意な事を、あえて頼んでみると、ニヤニヤしながら快く受けてくれる。不思議じゃないか?

すると、あーでもない、こーでもないと、自然に息子とママが会話するではないか!
この母と子の会話を見て、今度はパパがニヤニヤしている。いや!ニヤニヤが止まらない!

すると息子は、勝ち誇ったかのように、頼ってきたママにドヤ顔を見せた。

1.ママは思春期の息子に頼る
2.パパは思春期の息子に仕事を与える
3.すると息子はママに向かってドヤれる

思春期の法則が、なんとなく成り立ってしまった。これ、イケると思う。
2020.7.12

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