「今さら知りたい男女7人」第12回 千明はどこへ向かったのか?(夏2話)
「今さら知りたい男女7人」今回は夏物語2話「接吻」より
千明が妹の紀子(演:大沢逸美)とレストランで食事をしています。千明は紀子に実家の様子を尋ねますが、この2人の会話で千明の両親が不仲であること、千明が母親とうまくいってないということが語られます。
余談ですが、この千明と紀子の食事シーンは2人が席につき、すでに食事をはじめているところからスタートします。入店や着席するところは描写されていません。
これは夏物語、秋物語通してそうで、このシーンもどこかのお店でロケしているように見えるのですが、さすがに店内の内装だけで特定するのは無理なので諦めてます。こういった(いきなり店内)シーンは他にいくつもあります。
だからこそ、第5回で取り上げた「吾妻橋ビヤホール」のようにセリフに出て来たり、外観を映すといった話は比較的特別感がでているのではないか? と思います。
さて、食事を終えたあと千明が街を歩くシーンが入ります。
このシーンのロケ地を探すには、12-2から12-4の千明のバックに映っているCassigneulという店名が頼り。ただ、店名だけで探すのは難しいですが、12-4に見づらいですが、千明の右側 店名の上にCAFEの文字があり、喫茶店であることがわかります。
あと、12-2の右端 ビルについてる赤い看板 こちら40代以上の方ならピンと来る方も多いのでは? 看板の赤と文字の雰囲気から「第一勧業銀行」の可能性が高い。
以上の情報・・・といってもまずはCAFE Cassigneulで探すしかありません。店名を元に当時のタウンページ(職業電話帳)の喫茶店の項目で探します。
するとこちらは北青山2-14、つまり青山通り沿いの上り側の歩道を渋谷方面に向かい、南青山三丁目の交差点の手前ということがわかりました。
当時この場所は青山ベルコモンズという商業施設で、Cassigneulさんはそこの1階に入っていたカフェとなります。
ちなみに当時の地図を見ると、南青山三丁目 交差点の先に第一勧業銀行 青山支店があることがわかりました。
ところでこのシーン、先に書いたように千明が妹と夕飯を食べたあとで帰路についているように見えます。
実際、街を歩いたシーンの次は自宅のベッドで半身起こしながら、ビアホールで会った男性陣の名刺を広げる千明となります。なので青山を歩くシーンは家路についたということでいいかと思います。
ただ、一番近い駅は千明の後方150mほど戻ったところにある外苑前駅。だから地下鉄で帰るということなら歩く方向が逆です。もちろん、このまま歩いても表参道駅が600mほど先にあるし、千明のことだからタクシーを拾ったかもしれないし、このあと1人飲んでその後帰ったかもしれません。
というわけで、このシーンも調べてみると「あれ?」って感じになり、そこに妄想が入る余地がでてくる・・・w と私は思っております。
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このCassigneulさんのロケ地については一番最初に知ったのはブログ「昔のドラマのロケ地を探そう!」さんでした。
結局、自分でも調べていますが、参考にさせていただきました。ありがとうございます。
では、では、また次回
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