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「自分の値段はどうつけるか?」

自分のサービスの価格に不満がもしあるのならば、今すぐ変えるべきです。なぜなら、それがあなたの成長を妨げている原因だからです。値上げをする事で固定客に嫌な顔をされたり、新規客の取り込みに失敗することを恐れてはいけません。
なぜなら、それは指導士の宿命だからです。
自分の理想プライスより安値でサービスをしている人は、それなりのサービスからも抜け出せません。
自分の理想プライス、もしくはそれ以上のプライシングをした指導士はプライスに追いつけるよう死に物狂いで考え、行動し、努力します。そしてそれについて来てくれたクライアントに感謝し、成長し、成功した後には、金銭的な理由で去って行ってしまった以前のクライアントさんのことも考え無料の社会貢献活動も起こすようになります。
プライシングについて具体的な例をあげてみましょう。
case1
スポーツクラブでパーソナルトレーニング60分6000円で提供しているとします。
1ヶ月に平均100本指導したとして、マージン3割、源泉1割とすれば月の収入は取っ払いで38万円、年収にして460万円+αほどでしょうか。
この人が値上げを考える場合は、至って簡単です。クラブ内で最高値で勝負すればいいのです。不安があるのならばキャンペーンを新たに考えるなり、フロントスタッフに頭を下げに行ったり、営業活動に知恵を絞るなりしてみましょう。努力もせずに現状で迷っている姿の方が指導士としては魅力もなく、クライアントを遠ざけてしまう原因となります。クライアントは自分よりも頑張っている人を先生と認めてくれるのです。
case2
スポーツクラブでパーソナルトレーニング60分8000円で提供しているとします。
1ヶ月に平均100本指導したとして、マージン3割、源泉1割とすれば月の収入は取っ払いで50万円、年収にして600万円+αほどでしょうか。
この人が値上げを考える場合、クラブを出る他ありません。
なぜなら、クラブ内に相場があるからです。
そして、共同で利用する施設でのパーソナル指導の限界があるからです。
クラブの枠を越え、営業活動を考えなければなりません。
一般的なスタイルは自分の事務所を作り、その一部にクライアントがトレーニングできる専用ルームを作る事です。自分のサービスを120%にも200%にも引き出せられる自分専用のトレーニングスタジオを作るのです。そこではマシン待ちもなく、他のジムメンバーへの気遣いもなく、音楽や空間も占有でクライアントに提供できます。大幅な値上げも当然のことです。そして当然今まで以上に努力も必要です。経営のノウハウ、マーケティング、ブランディング、プランニングなどの努力も料金に乗っかっているからです。
料金の例ですが、
独立スタジオでパーソナルトレーニング60分15,000円で提供しているとします。
1ヶ月に平均100本指導したとして月売り上げ150万円、年売り上げにして1800万円ほどとします。
月の家賃が30万円、広告費が5万円、諸経費5万円とします。最初にかかった経費(300万円ほどとして)、税金関係を考えても手元に残るお金は1000万円を超えるはずです。
事務所を持って、体裁を整え、然るべき営業活動をしていれば指導以外の仕事も増えます。講演活動(お話)、コンサルティング(相談)、新規事業開発(アドバイス)など、これらの料金にもプライシングは重要です。
お金が全てではありませんが、全てにお金が関係します。
それは人の成長にも例外はないと思います。

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