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52.福岡家片付け出張4.グーグル先生からの意外の旅

※コロナ禍が始まって2020年から日本に戻れなくなった外国の方々の依頼を受けて空き部屋の片付けから不動産会社立会まで行っている話です。

青空
4月1日金曜日
福岡家片付け出張3日目、

わぁ…青空!
福岡へ来て初めて晴の日で心の底まで明るい日差しが照らす朝!
4月、春を知らせる青空の存在だけでこんなに違うなんて…

今日は今度の日程を左右さる大事な一日だ。
予定通り、午前中ほとんど終わらせて午後は福岡の春を楽しめられるのか…

テキパキ
前日訪ねて見積もりを出した不用品の業者さんは朝10時少し前再び訪ねて
テキパキ次々物を運び、見積もり対象外だあったベランダのダンボールや処理曖昧ゴミまで回収、
物だらけだった狭い部屋はもちろんダンボールだらけだったベランダまで
あっという間でガラガラ状態になった。
良い業者さんに出会って心までスッキリ!

荒い郵便局さん
予約した午前中とはいえ11時59分も午前中(?)なのでいつ来るか分からない郵便局の訪問集荷…
でも国際船便1箱+東京へ送る不要処理品14箱なので取りに来るだけで感謝いっぱい気持ちなので文句はない。

電話が来る
郵便局担当者からだ。
数多い荷物なので多少神経質(?)な声

後、訪ねた方は50代に見える方
いきなり友達系の言い方…
更に荒い言い方

うん?
僕学生じゃあるまいし若者でもないのに…
地方のやり方?
僕外国人だから?

初めての郵便局対応に唖然して
少し違和感と腹たちで
こちも友達系言葉で対応…

ながらも考える
これでいいのか。
今僕はプライベートじゃなくてお客様の代わりにビジネスとしてやっている
もしこれでケンカでもなったらスケジュールに大きい支障を及ぼす。

懸命な人はこういう場合どうするか…

そうだ…
強風で無理で帽子を取らせず、
温かい太陽で自然に取らせる

急に丁寧すぎるほどに言葉遣いをこちから変える。
相手は人間である以上、何かを感じたか
言葉遣いが変わった。

お客に友達系言葉を使うのは良くないと思うが、僕もそれで彼に偏見をもっていたかと思うくらい
実はかれは優しいというか情があふれる人だった。
感情の表現が苦手な方かも

ソウルへ送る船便は制限重量20キロを超えると言われて分けて明日にして
気になった大きい洗濯乾燥機を含む、東京へ送るゆうパックは1個除いて全て持ちう込完了!

仕事→旅
船便はある程度予想したので改めて予約、
残り1個はコンビニで宅急便発送成功、

船便荷物を分ける箱を見に郵便局へ

人が通らない静かな小道花壇に咲いている
綺麗なチューリップを見ると
自動に足を止めて微笑みに
存在だけで皆の心を明るくしてくれる
このお花…
君…素晴らしい!
僕もそういう存在になりたい。

3回目で親しみを感じる小さな郵便局で箱を購入、荷物を分ける
これで目標は95%達成
先まで物だらけだった部屋は
嘘のようにガラガラ

月曜日立会までにはこれで余裕あり
お客様に今までの状況を説明し
やっと自分の時間が出来る。

予め考えた今日の日程は
前回1月出張で時間が無くてあまり見られなかったキャナルシティと初詣並びで見られなかった櫛田神社の有名な彫刻

ただ、足の具合がまた悪化し無理には歩けない

福岡!丸ごと春
すぐ隣のラーメン屋でランチを済めせて親切なグーグルマップの案内に従いバスへ乗る
住吉で下車
ゆっくり歩いたら

わぁ!
チラチラ落ちた桜の花びらは池を飾っている
ぼっーとして見るしかないな…

キャナルシティへ再び到着したら
向こうの博多川と公園に出来ている
パラダイスが自分を磁石の様に引っ張る
断らず、喜んで引っ張られる

お花の中で寂しい

1月来た時とは丸ごと違う風景に魅了

新学期、新社会が始まる今日だけに
やる気いっぱいの若者たち

水量が減って底まで見える博多川は
穏やかに博多湾へ流れて

絶好調の桜とチューリップのハーモニー

東京の家でまだつぼみ状態だったオオシマザクラがその中に静かに満開している
目立たない地味な事が
僕は好き。

オオシマアクラを見たら
家、家族、息子を思い出す。
少し寂しい気分でキャナルシティを探訪

1000km飛んできた価値
後訪ねたのは
祇園祭の山笠がある櫛田神社

人少ない綺麗な境内、桜も綺麗だったが
山笠も素晴らしかったけど、拝見したのは

拝殿に刻んでいる雷神の頼みを断って逃げる
風の神のユーモラスな表情
1月に見られなかった表情を
3ヶ月後拝見できるなんて!

東京から1000キロ以上飛んできた価値あり!
境内をじっくりと見られて何よりだった。
相変わらず心を落ち着かせる歴史ある境内に加えて枝垂れ桜や頂点を書く様な自然の恵み

偶然出会った
母惑星との悲しい歴史の事でショックも受けた後拝見したのは

神様のメッセージ

眼の前で見ても信じられない
この世の物だとも信じられない
寿命を想像も出来ない
イチョウの巨木

千年以上推定で樹齢測定不可
高さ33m,
根っこ周り8m,
ミキ16m…

神様に違いないな…
巨木にとって
100年も絶えず消える人間は何なのか…

今も続いている
意味分からぬ
ロシアのウクライナ侵攻

なぜ人間はお互い戦わないといけんか
なぜ国は国を侵略し、人を殺さないといけんか

巨木を見上げて複雑な感情で
しばらく立っていた。
神様はいつもの様に
無口であった。

直接は言わず
何かをきっかけで
方向を見せる

幸せな悩み
もう帰る時間
バス停を向けて広い商店街をゆっくり通る

前回すれ違った博多ラーメンの地元味
長浜屋を発見、
同時に隣にあるライバルっぽい博多屋、

…悩む、悩む

長浜屋が断然有名だが、本店ではない
博多屋博多はラーメンが
なんと290円という信じられない値段で
早速調べたらリビューも良い
それで
昭和時代を思い出す博多屋
中の世界へ

普通に良かった。
孤独のグルメの松重さんの様な上手い表現はできないけどな

バスが来てすぐ乗る。
グーグルマップのお陰で無事に…

うん?


意外の旅程


グーグル案内通り順調で進んだバスの実際バス停案内が途中から違って
マップを見たら

え?え?え?

嘘! まじかよ!
……

どんどん目的地と離れて行くバスから降りたのは全く知らないところ。

人生なんてこんなもんだなと思いながら
半分諦めた気分で帰り道を調べる。
これ以上グー先生を信用出来ず、歩く

足具合が悪いのにわざとか…
約2.5キロ歩いて

痛い足を応援しながら
やっと宿へたどり着いたら
赤い夕焼けは一日の幕を下ろす。

小道で出会った可愛いチューリップーから
住吉の池に落ちた花びら
博多川沿い公園の華やか、オオシマザクラ、家族
櫛田神社で出会った風神の表情
悲しい歴史
千年の時間…巨木の神様
地味で良かった博多屋の博多ラーメンの味
グー先生のお陰で出かけた思いかけない旅





人生を
生きているのを
感じた

貴重な一日

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