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エッセイ

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記事一覧

ジプシーたちの夜曲

ウソでいいから言ってくれ いつかまた朝日が昇ると 体の震えが止まらない 傷は癒えても 後悔…

Daniel Avati
1年前
8

ワタシは、パリで

ワタシはパリにいるけれど ワタシは今、パリが好きなのかな セリーズは創作中の版画を眺めてそ…

Daniel Avati
1年前
13

風になる

通りすがりの人たちに叫びたい 僕の名前を教えてくれと 流れる雲をいつまでも追いかけていたい…

Daniel Avati
1年前
16

21歳のさよなら

どうしていいかわからないことが 僕にはあまりに多すぎる どこに答えがあるのかが せめてわか…

Daniel Avati
1年前
12

素顔の頃に見た夢を

君がもうすぐ僕の前からいなくなるって知った 雪の降り続く街で あの日僕は何を考えながら そ…

Daniel Avati
1年前
11

10日間飼い主に会わなかった猫は 10日間の後に飼い主に会ったときに 10日間の空白が寂しかった…

Daniel Avati
1年前
25

色の風に吹かれて

トラムの始発が走る音がかすかに聞こえて また新しい一日が始まろうとしてる ベッドから起き上がると窓の外には 煉瓦色の屋根を薄っすら雪が覆っていて その白が朝焼けの中で少し朱に染まっているようにも見える ふと いつか出会っていつか別れた、あの子のほっぺの色を思い出す ある冬の日の朝のこと 抱きしめたあの子のほっぺを僕が見ていた時、彼女はどこを見ていたのだろう その答えを実は僕は知っていた その日からもう何も話せなくなった 愛されたいから傷つけたくないだけ それを優しさなどと、

誰かがそっと

真っ白な空から 綿菓子みたいな雲のカケラが ヒラヒラ降ってきた 暖かい日が続いた冬 遅刻して…

Daniel Avati
1年前
14

自由とは

26時に目が覚める 最終電車はもう行き過ぎて、ここは静かだ ここって、どこだったか、忘れそう…

Daniel Avati
1年前
12

これからも

どこかへ行ってしまった人たちへ 私のことを忘れてくれていますか 戻れないふるさとみたいに …

Daniel Avati
1年前
7

共感

あぁ、明日 つまらない世界になる時がある 数字でロジカルにとか 科学的にとか、根拠とか これ…

Daniel Avati
1年前
15

大切なことは

もう20年以上前になるが、ある週刊誌編集長が表紙の編集について語った言葉を今でも覚えている…

Daniel Avati
1年前
31

僕の好きだった場所から

 誰にでもあるのではないだろうか。自分なりのこだわりのカフェが。  目の覚めるような眺望…

Daniel Avati
1年前
27

捨てられたクリスマスツリー

南欧や中欧では市民のクリスマス休暇といえば1月6日の公現祭までを言いますが、祝日は25日のクリスマスDay1、26日のクリスマスDay2、1月1日の三日のみで、いつ休みを取るかは各自が決めることに。 もうクリスマスツリーを捨ててる人は、年末年始は休まないのかな?どこかに長旅でもするのかな? 僕は今年はクリスマス前に休暇を取ってパリに行きました。 皆んな、思い思いで良いのだ。