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亡くなって残ったもの
この写真は数年前に行政のビックプロジェクトで取り壊しになった
とある建築物。
まだ三十歳くらいだったはず。
天寿をまっとうしたのか、志半ばだったのかは誰にもわからない。
わたしは56歳。
この年まででいったい何人の友人知人身内の人が亡くなったのか
思い出せないくらいいる。
大学1年の時に同じクラブの友人がバイク事故で死去した。
翌年、下宿の向かいの先輩が自動車事故で死去した。
30歳手前で勤めていた会社を退職した。
その時には会社の同期が数人死去していた。
娘が生まれた年、父親が死去した。
娘を連れて帰省する二か月前だった。
父親のことはあまり好きではないが、このことはかなり心残りである。
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